歯科医院併用住宅の基礎コンクリート打設

福島県いわき市の歯科医院併用住宅の工事は、基礎コンクリートの中に組み込まれる鉄筋の検査が合格すると、直ぐにコンクリートが流し込まれました。（建築界ではこれを「コンクリートを打つ (打設する) 」と言います）

はじめドロドロだったコンクリートは直ぐに固まり始めます。数時間で固まり始めてしまうので、間隔を置かずにコンクリートを流し込まなければなりません。固まる前に流し込まないと一体の構造体にならないからです。この段取りが現場監督さんを始めとする職方さん皆さんの連携が必要とするもので、入念な準備の後に行われます。

コンクリートを圧送するポンプ車が到着し、今日コンクリートを打設する場所の全てにコンクリートを圧送できる位置に据え付けられます。そして現場に一番近いセメント工場から、コンクリートミキサー車で運ばれたコンクリートが、ポンプ車に流し込まれると、ポンプ車から象の鼻のように伸びる太いホース圧送されて、鉄筋が配筋された型枠の中にコンクリートが流し込まれます。

コンクリートが型枠の隅々に流し込まれて、コンクリートの中の隙間が無いように振動するバイブレーションが差し込まれると、コンクリートは型枠の隅々に流れていきます。同時にコンクリートの表面を、あらかじめ高さを測っておいた場所を基準にしてトンボ（大きなヘラ）で平らにしていきます。

前日、当日は現場の皆さんはとても緊張していて、基礎コンクリートを造るのに携わった全ての工種の方々が集まり、コンクリート打設で間違いが無い様に現場に張り付き、一度始まると途中で止められないので、準備良く進めて行きます。