木造２階建て注文住宅耐震補強の鉄骨筋交いブレース

住まいの建て替えのご相談をいただいた東京文京区の注文住宅では、リビングは屋根までの天井裏を開放して、広々とした吹き抜け空間になっています。

通常の木造住宅なら、２階の床に立った頭上に天井があり、その上に建物の上部構造を支える梁が展開し、さらにその梁は地震の横揺れに耐えるように立体的な方向に歪まないように接合部や直角に交わる梁と補強されます。

今回は前述したようにその梁がリビングの吹き抜け空間に浮いています。それでも梁が歪まないようにしなければならないので、梁と梁を結ぶように、水平の筋交いが設けられました。

壁の中に入ってしまう垂直壁面の木製の筋交は柱の幅のような寸法で組み立てられていることがほとんどですが、吹き抜け空間の広々さを確保するために水平の筋交いを鉄製にして細く存在感の内容に見せようとしました。

今回は木造の骨組みの他のアイテム＝手摺、照明などは黒色にして空間デザインのアクセントにしようとしたために、この鉄製筋かいブレースも黒色にされました。

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