仮診療所のX線室レントゲン放射線遮蔽プレハブユニットボックス

東京都世田谷区成城の「山口歯科医院」様から頂いたご相談は、休院しない で行う既存診療所の改装リフォームでした。

既存医院改装のために仮診療所を開設

建物全体は木造2階建てで、1階が医院、2階が住宅です。

外部の賃貸テナントに医院を設えて そちらに移転することも検討しましたが、はじめに2階の住宅の一部に診療所を移して仮診療所としている間に1階医院を改装する方針にされました。

X線室は2度造るのは無駄

当初 上記の方法はX線室を2度造らねばならないので、無駄が多いと考えられていました。検討が進むと、仮診療所にも1階の診療所でも同じ寸法のX線室が必要で、プレハブ組み立て形式のユニットボックスが利用出来ると分かり、無駄が無くなる(X線室を2度造る必要が無くなる)ことがわかり、仮診療所を2階の住宅に造る方針になりました。

プレハブX線室

X線室の内装は通常、現地で床壁天井の板を貼るための下地が組まれ、その下地に鉛シートと板(もしくは鉛シートが予め貼られた板)が貼られて、成形されます。その一部に扉が取り付けられます。

これを予め工場で組み立てて、それを一度バラして現地に運び、現地で組み立てる方式(プレファブリケーション工法)で造られました。


プレハブユニットのX線室

組み立てたプレハブX線室を移設再利用する

一度 2階で組み立られ、治療に利用されたプレハブX線室は、1階の改装が終わると、再度2階から1階に移設されました。

歯科医院クリニックX線室

1階では隣り合う壁に貼られた壁クロスがユニットの表面にも貼られて、プレハブユニットが利用されているようには見せないようにしました。

放射線漏洩試験も行われて合格し、無事改装が終了し、再開院されました。

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