小児歯科医院診療所クリニックのデンタル器具消毒洗浄室

茨城県つくば市の学園の森に、新たに開院された「がくえんのもり小児歯科」様の歯科器具を洗浄・消毒室は、診察室に隣り合う場所に設けられました。

使い方の順序

消毒室の内部構成を検討する際、医師先生にどのように器具を持ち運び、洗い、消毒滅菌して、保管するか、そして器具をどのように準備するかをお聞きします。

診察室で使用された器具はトレーに載せて消毒室に運び込み、手前から洗い、滅菌し、整理する順番でした。(医師先生によっては、消毒室から持ち出す事を優先して、一番手前に滅菌された器具を並べておき、すぐに出せる方式にされる方も居られます)

固定される設備や造作

内装工事では、最小限固定される設備や造作を慎重に決めて、固定されない器具のためにはその置き場スペースと電源や水道排水設備を設けておく事にしています。

シンク

使用された器具をまず洗い流す場所なので、そちらをどこに設けるかは重要な場所になります。また自動洗浄機などを設ける場合も多く、洗浄機への給水の蛇口や排水口を設けるなど、細かな設置が必要です。

戸袋の有無

石膏トラップを設けるシンクもあらかじめお聞きしておいて、石膏トラップの前に扉を設けておくか、もしくは掃除取り替えを重要視してオープンにするかなどを確かめます。

自由に使えるために

場所を選ばずに自由に可動できる器具にも必要な設備や造作があります。

コンセント

電気で動く器具は沢山あり、利用する人によって場所や勝手が変わるので、どこでも自由に使えるように、可能な限りアース付きコンセントを散りばめるように設けています。コンセントからのタコ足配線は煩雑にな流ので、直接コンセントに繋げられることが使いやすいと考えています。

壁面可動棚

使用する道具を納めておく場所を、台の壁面に、高さが変えられる棚を設けています。収納するものが決まっている場合は固定にしています。ただ固定の棚は金額が高くなるのと、高さが変えられないので、可動式の壁面棚も提案しています。

スウィングドア

消毒室に出入りする場合は、両手に器具を持っている場合が多いのと、子どもたちが容易に消毒室に入らないようにするために、前後に開き、固定されていないスウィングドアを設けました。

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