薬局店舗併用住宅の建物本体と内装が異なる設計者の区分調整

建物は設計施工一括・薬局内装は別途設計

湘南大磯の東海道 国道1号線沿いにあることぶきや薬局様は、建物の老朽化に伴って建て替えを行うことになりました。建物は2階建てで、1階の一部分が薬局店舗で、その他が二世帯住宅になりました。

建物全体は設計と工事が一括発注される方式で、薬局店舗の内装は設計も工事も別途に依頼されて、薬局店舗の内装設計を当方にご依頼いただきました。

この本体建物の設計と一部分の内装設計が異なる場合では、建て主様を含めた密な連携を取って進められました。

薬局店舗に必要な工事について、

  • 本体工事で行う
  • 内装工事で行う
  • 建て主本人が行う

を、金額と決定出来る準備をひとつひとつ査定して決められました。

薬局の間取り平面

はじめにおおよその薬局店舗の部分範囲位置をお聞きして、設計させていただく薬局店舗の部分のなかでご希望を聞いて、設計が始められました。

間取り平面図は、複数の案からひとつに絞られて、まずは外壁面の、

  • 薬局店舗出入口
  • 勝手口
  • 調剤室窓
  • 売場窓

が示されました。

同時に薬局内に必要な柱や耐震壁の位置が定められて、間取りプランが調整されました。

薬局の建物正面外観ファサード

ことぶきや薬局様は道路側の建物の外観を、住宅の外観正面と考えずに、薬局店舗の外観正面と考えておられて、建物正面の外観デザインを検討しました。

こちらも間取り平面図同様、検討出来る条件をお聞きして、その範囲の中で検討して選ばれました。

 →関連記事「薬局店舗の建物正面外観ファサード看板デザイン設計」

薬局の設備

間取りプランの決定と共に、

  • 電気容量と分電盤の位置
  • 通信設備の引き込み位置
  • トイレや手洗いなどの水廻り設備
  • 換気設備や空調エアコンの準備

について、確認が行われました。

薬局の出入口自動ドア

薬局店舗の出入口は、内部が良く見えることと、患者さんの利便性が考慮されて、自動ガラス引戸とはめ殺し窓ガラスの組み合わせで造られました。

ガラスは防火性能上 網入りガラスをはめなければなりませんが、薬局様は内部への視認性を考慮して、網入りガラスをやめて 網が入っていない耐火ガラスを採用されました。(網入りガラスより高価)

またガラス面には、薬局名やサービス内容をシールを貼って表示されました。

さらに出入口上には庇を取り付けて、来局者様が雨天時に濡れないようにされました。

内部にはブラインドを取り付けて、閉局中は内部が見えないようにされました。

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