内科循環器科医院クリニックの高天井吹抜待合室の換気空調エアコン

代替わりの内科循環器科医院の建替えのご相談をいただきました。間取りプランの中で広い面積を必要とする待合室はより広く感じていただくために高い天井の吹き抜け空間となりました。

大きな容積空間の換気と空調エアコンについて検討されました。

換気設備

高い天井の待合室の換気設備は、

  • 窓を開けて行う換気は、
    吹き抜けの上部に外壁面に窓を2方向面に設け、これらを開放して上部に溜まった空気を排気して、地上部に開放できる窓を設けて給気 (外気の取り込み)が できる方式にしました。
  • 機械設備による換気は、
    天井面に排気換気設備を2台設置して、上部に溜まった暖められた空気を排気して、新鮮空気を床に近い高さレベルで取り込む方式にしました。

換気方式を患者様の混み合いや空気の温度によって選べられるようにしました。

空調エアコン設備

天井高さが高い吹抜け空間では「夏には暑く、冬には寒くならないか?」というご心配を受けます。そのご心配に対しては建物の断熱性能を高くして、吹抜け空間の空気の循環機能を十分にすると、ご懸念はなくなります。

以下の性能を整えると、吹抜け空間でも良好な空気温度環境になります。

そして、空調エアコンを複数台配置して空気温度環境=温湿度調整を容易にしました。器具は特殊な機器ではなく、汎用機器を選んで機器代を抑えることにしました。

また空調エアコンを複数台設置する理由は、

  • 1台だけに負担を掛けずに複数台に分担させる
  • 故障した場合は故障しない機器が稼働して診療を継続させる

を前提としています。

空気循環はサーキュレーターかシーリングファンか

吹抜け空間の空気を循環させるために、上部にファンを設置して空気を循環させました。

循環させる機器は、

  • 天井から吊るす羽根扇=シーリングファン
  • 壁付けエアコンのような箱状の扇=サーキュレーター

が選べられました。

どちらも機能的には十分な空気循環ができます。今回は吹抜け空間の中央に配置できて、全体を循環できる シーリングファンが選ばれて取り付けられました。

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