バリアフリー条例における診療所・福祉施設で必要な設備
東京都三鷹市上連雀の賃貸ビルの1階で、整骨院+デイケアの開院では、建築基準法の用途変更申請と同時に、三鷹市バリアフリー条例に適合させる必要がありました。
バリアフリー条例とは、この施設が不特定多数の方々が利用することを前提に、お年寄りや体の不自由な方々でも利用し易い施設にするために定められている条例です。具体的には、下記の内容について、追加整備をする必要がありました。
- 施設の出入口までのアプローチに段差がなく滑りにくい仕上
- 出入口の扉を自動扉にして、車椅子が通行出来る幅を確保
- 施設内部の床に段差がない
- 施設内部の扉を、車椅子が通行出来る幅を確保
- トイレを、車椅子の方も利用出来る広さや器具を確保
追加整備については、施設開設者様に整備していただく必要があります。その必要性を説明すると、予算やスペース的にも予想していなかったので、はじめは本当に設置することについて必要なのかどうか、条例に適合するかどうかの確認を求められました。当方からは、条例による規制遵守の必要性と、今回開院する施設の規模と用途に対して来院する方々には必要な設備であることを説明し、ご理解を頂きました。
開院後に気付いた便利さ
開院されてから、施設開設者様が日々の活動で実際に、来院される方々のお世話をすることで、健常者では気付ず、設備設置して良かった感想を頂きました。
- 床の段差がないことの安全性
- 出入口扉が自動で広いことのスムーズさ
- トイレが広く手摺があることの利用の自由度
開院後の三鷹市行政の立ち入り検査
開院後には、三鷹市行政の担当者が施設に来院されて、開院後バリアフリー条例の施設が継続利用されているかの確認がありました。施設開設者様も、そこまで厳しくされていることを予想していなかったので、法令を遵守して施設を整備し、継続利用維持していることが、結果、行政にも認められる施設になることで、来院される方々への安心満足と、信用ある施設になれることを実感されていました。
内装デザインの比較検討
内装デザインを検討する完成予想図(パース)
待合室をはじめとする内装デザインは。完成予想図(パース)を利用して、比較検討して決定しました。形状、素材、色彩が、実物に近いイメージを見て頂くことが出来るので、完成してもイメージ通りに完成することが出来ます。
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