工場事務所オフィス建物鉄骨構造製作工場検査建て方上棟

横浜の工場内管理事務所オフィス建物の移転 建替え工事で、構造骨組みは 鉄骨造が選ばれて設計が進み、設計がまとまって工事が着手されました。

建物を支える杭工事、基礎コンクリート工事が進むと同時に地上の鉄骨骨組みの組み立て工事の準備が進められていました。

鉄骨造の製作図面

建築工事では、工務店様は設計図面に基づいて、実際の工事や製作をする内容を確認するために 各工事種類別に「施工図面(製作図面)」を描きます。この施工図面、製作図面を工務店様と監理者、時には建て主様が確認した後、実際の工事もしくは材料の発注や製作に取り掛かっていただきます。

この「施工図面(製作図面)」がしっかり整備されていないと、工事現場における寸法違いや建て主様や監理者の設計図における認識違いが起こり、工事のやり直しになることが度々起こります。

また「施工図面(製作図面)」は、全体寸法との関わり、隣り合う他の材料との関わりなどを確認して合致しないとうまく出来上がりません。遠回りの作業に見えるこの図面の取りまとめは、正確な建物を造るための必須アイテムであり、これを省こうとする工務店の資質は決して高いとは言えません。

工場検査を行う理由

建築工事の各部分の材料は単体で現地に運ばれてから現場で加工されて組み立てられるものと、現場とは違う場所の工場などで組み立てられたり加工されて現場で設置されるものがあります。

鉄骨の骨組みは鉄の板材を切り、溶接されて組み立てられます。溶接を行う環境や道具は鉄骨の製品精度を確保するには非常に重要な要素で、天候の違い=風雨の強弱がある現場ではなるべく避けたい作業です。よって鉄骨骨組みは トラック車両で運べる限界まで大きい寸法まで工場で加工して、現地ではなるべく溶接を行わない作業で組み立てられる方式が取られます。

また鉄骨骨組みは、その耐震強度を材料と材料を組み付ける溶接が重要な役割を担っていて、工事が進むと見えなくなる部分が多いため、工場出荷される前に全ての材料の溶接状況を確認するために工場に監理者自身がお邪魔をして検査を行い、合格してから現地に運ばれます。

工場検査

鉄骨骨組みの製作が工場で完了したら監理者として工場にお邪魔して、部材の全てを検品します。構造設計担当者も同行します。

この検査時には、工場製作者以外にさらに第三者の検査立会い者も同席して、多重の視点から間違えの無いように検査を行います。構造に関わる品質監理はとても厳しい検査を経て造られています。

鉄骨工場検査

鉄骨工場検査

建て方上棟

工場で検査を合格した鉄骨骨組み材は現地に運び込まれ、同時にあらかじめ地中に造られたコンクリート基礎に支えられている連結部分に差し込まれて、組み立てられます。

即日で組み立ては終わるので、あっと言う間に建物の骨組み構造が現場に現われます。

鉄骨造上棟

この鉄骨骨組みが組み立てられた状況を「上棟(じょうとう)」と呼びます。

工事の過程で「上棟」は大きな節目で、今まで紙の図にしか表示されなかった建物が、実際の構造体に組み上がったよろこびと、これからは屋根・外壁・窓をはじめとする外装工事が始まり、完成まで賑やかになる現場の時間段取りと品質管理の徹底を改めて心に思う瞬間です。

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