子ども小児歯科医院診療所クリニック汚れない内装仕上げ材料

茨城県つくば市学園の森に、新たに子どもの歯を診療する「がくえんのもり小児歯科」様が開院されました。内装設計では、こども達の動作を想定して、仕上げ材料が選ばれました。

玄関でスリッパに履き替える方式ですが、保護者はスリッパを履いてくれても、子ども達は履かない子もいるだろうと想定しました。

床材には、

  • 汚れが詰まる目地のないもの
  • 液体をこぼしても拭き取れるもの
  • 明るく暖かみのある見た目

という視点で、ビニール素材の木目調のシート材が選ばれて、貼られました。

スリッパを履かない子ども達には、フローリングも候補になりましたが、目地があることで、床に落ちた水分が染みてしまう懸念があって、シート材が選ばれました。

壁は子ども達が触ったり、ひっかいたり、突いたりと、いじられる対象になります。

そこで高さ1メートルまでを子どもがいたずらをする対象と定めました。高さ1メートル以上の部分は、壁紙クロスを貼りました。

高さ1メートル以下の部分には、子ども達が何かしても、汚れたり傷が付いたりしないように、

  • メラミン板
  • 木目調ビニールクロス

を、比較して採用を検討しました。

メラミン板は、メラミン樹脂が加工された板で、表面が硬いために傷も汚れも付きにくい材料です。テーブルの表面材として使われるもので、コストは5000円/m2以上します。また、多彩な色や木目が作成されています。

木目調ビニールクロスは、木目が印刷されている壁紙で、壁紙の中では表面にツヤと硬度があり、一般的な白色系の壁紙と比べれば、汚れも傷も付きにくい材料です。傷が付いても木目調の模様によって見えにくいこともあります。コストは1500円/m2前後です。

検討の結果、費用と効果を鑑みて、木目調ビニールクロスが選ばれました。

造作

受付カウンターをはじめとする造作家具は、表面材をメラミン合板 もしくは ポリエステル樹脂板(ポリ合板)で仕上げて、

  • 傷が付きにくい
  • 汚れても落としやすい

ものにしました。

表面材として木目調をはじめとして多彩な種類があり、床材や壁材との調和も計ることが出来ます。

玄関と上足下足

玄関では、下足の靴を脱いで 上足のスリッパに履き替えていただきために、段差を設けました。さらに床の材料も外部の床と分かる材料にされました。

段差を設けたことにより、

  • 外部の土や砂が 床の上に上がらなくなる
  • 外の雨水が中に入らない
  • 靴を履き替えることがわかる
  • 靴で室内が汚れない

などのメリットがあります。

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