心療内科医院クリニック受付カウンターのデザイン形状高さ寸法と材料

青年期・成人期の発達障害治療に特化されている心療内科医院「平安通クリニック」様の受付カウンターは、様々な条件や使い方によるご希望が反映されて設計されて製作・組み立てられました。

カウンターの使い方

はじめにこちらのクリニックでは、出入り口玄関扉を入ると心療内科の診察をされる診療部門と、ショートケア部門への動線通路に分かれることになります。左右全く逆の方向で、その案内分岐点として受付カウンターが配置されました。

受付カウンター自体は、診察部門とショートケア部門への案内に始まり、診療受付、会計事務、次回来院予約の応対をする場所として、動線に面してどちらからでも受け答えができるように、Uの字型になりました。

心療内科医院間取りプラン平面図

カウンター内には2人のスタッフさんがいて対応することが想定されました。

スタッフの方々は椅子に座り、デスクワークをされながら患者さんと応対する設定がされました。座って応対されるか、立って応対されるかによって、受付カウンターの各部の寸法が変わってきます。

カウンターの形状と高さ

カウンターの外側、すなわち患者さん側から見たカウンターの形は、まずA4の紙を縦型にして置けるカウンター板=奥行き30センチがあり、その高さを床から1.1メートルにしました。

これは、患者さんが書類にペンで書き込める高さで、カードやお金の受け渡しができて、さらに患者さんがカウンターの内側を覗き込めない寸法です。

医院クリニック受付カウンター

机の高さと引き出し

カウンターの内側の机の高さは座って作業をしながら患者さんとのやりとりを行うために70センチとして引き出しを設けました。

奥行きは40センチでデスクトップのパソコンおよびノートパソコンが置ける寸法です。

医院受付カウンター引き出し

カウンター内への出入り

カウンターの内部への出入りは、カウンターの1部から出入りができるようにしてあります。

通常はカウンター板があって、カウンターの下の壁もあり、中には入れ無い様に見えますが、カウンター板を跳ね上げて、壁もスイング扉になっていて出入りできる様になっています。

カウンターの素材

カウンター板の素材は傷つきにくく汚れにくいメラミン化粧板を貼りました。

メラミン化粧板は表面の素材の種類が豊富で、特に木目の素材については選べる材料が多いために利用しやすい材料といえます。

立ち上がりの壁板には周囲の壁面が連続して受付カウンターがなるように、壁面に貼られた壁クロス材が貼られました。

飛沫感染防止スクリーン

受付カウンター上部の対面部分は当初開放されていましたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止のために、飛沫感染防止スクリーンを設けるようにとご依頼がありました。

心療内科医院受付カウンター待合室

カウンターの受け渡し部分と、天井下の部分は開放して、飛沫が飛び交う部分をスクリーンで覆うこととして、透明なアクリル板を設置するために、カウンターと天井をつなぐように縦横の枠を取り付けてアクリル板を貼り付けられるようにしました。

アクリル板はいつでも取り外せて洗浄消毒が出来るように、飛び出しネジで固定できるようにしてあります。

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