木造2階建て歯科医院診療所デンタルクリニックの新築建替え間取りプラン

東京都練馬区関町北の木造2階建て新築歯科医院の建て替えで、医院の間取りプランは医師先生と打合せを重ねて、慎重に定められました。

医師先生のご希望

医師先生のご希望をお聞きして、間取りプランの検討が始まりました。

ご希望は、

• 建物全体が歯科医院で住まいの機能は不要
• 床面積は出来る限り広くする
• 建物は2階建て
• 1階と2階の上下はエレベーターを設置する
• 1階と2階の診療は他の医師が担当する
• 受付やX線室はひとつずつ1階に設ける
• コンプレッサー機器を置く機械室は建物内に設ける
• 建物外観はシンプルな形状にする

ご要望をお聞きして、間取りプランの検討が始まりました。

診療台ユニットの配置

歯科医院の間取りプランは、

• 診察室・診察台ユニットを何台置くか？
• どちらに設置するか？

をはじめに検討することから始まります。

敷地の形から制約を受ける建物の配置の形、そして関連する受付・待合室・X線室・消毒室の位置や広さが検討されます。

• 1階：診療室に2台＋個室診療室に1台、計3台
• 2階：ひとつの診療室に3台

を設置する方針とされました。

1階 2台の診療室

1階 個室診療室

2階 診療室

受付・待合室・診療室・X線室・消毒室

診療室をどこに設けるかの目処を付けて、

• 玄関・受付・待合室・トイレ
• 階段・エレベーター
• X線室
• 消毒室

の動線を整理していき、間取りプランが定まりました。

2階につながる階段とエレベーター

上下の階を結ぶ動線は、階段に加えて、患者様のバリアフリーを考慮してエレベーターが設置されました。エレベーターは車椅子の方も利用出来る広さで、待合室に乗り場出入口があります。

上下の階を結ぶ階段は、主に医師先生・スタッフさんが利用します。患者様は通常はエレベーターを利用することを前提としました。（災害時は避難階段として利用します）

診療中はスタッフの皆さんと患者様の動線が交錯しないように整理されました。

コンプレッサー機器収納室

コンプレッサーをはじめとする機器は、建物内部に設置するご希望をいただきました。閑静な住宅街の中で周囲住民の皆様に多少でも振動音が届かないようにするための医師先生のご配慮でした。

機器は階段床下に設置されて、蓋をする扉は防音の扉が設置されて、振動や機械音が漏れないようにしました。