大磯のアトリエ工房付き住宅で、雨漏り漏水を修理する改修リフォーム工事が行われました。
工事は2024年に始まり2025年の年頭に完成しました。
後に造る方に解体作業をお願いする
雨漏りを修理するためのリフォームなので、解体は慎重に行われました。全部を解体撤去する訳ではなく、傷んでいない部分はそのまま維持継続利用しますから、後に「造る人」に解体していただきました。
解体を専門とされる方は、その後に「どの部材を取り替えて、どの部材は維持したままリフォームする」という意識で解体していただくのは中々困難です。改修リフォーム工事を行う方の意識の中で解体してくだされば、解体すべき部分と保存する部分を理解しながら、不具合がある部分を見極めて解体撤去して下さいます。
とてもご面倒な作業ですが、既存建物を継続維持利用する場合には、とても重要な作業方法です。
解体して判明した雨漏り漏水の影響
解体作業が進むと、屋根の雨漏りした場所や外壁の漏水した場所が判ってきました。
雨漏りや漏水した部分は、繰り返し雨水が浸入したと見られて、木材は腐ったり朽ちていていました。
朽ちてしまった材料は、構造骨組みだったり下地材だったり様々でした。
シロアリ
雨漏りや漏水で朽ちた部材は柔らかくなったためなにシロアリのご馳走になったのか、喰われたことが見て取れました。乾いている部材よりも雨水が漏水した部分をシロアリが喰ったことが顕著でした。(柔らかい部材をシロアリが好むと思われます)
シロアリ対策は、雨水を建物内に漏水させないこと=木造骨組みを雨水から守ることが最も重要であると考えています。
シロアリを虐待する方法は、木造骨組みにシロアリ除去の塗装を施すことも中ですが、根本的には、シロアリは周囲の地面に巣を造るので、シロアリの特性を活かした虐待方法も有効です。
▶︎▶︎ 関連解説記事「木造建物のシロアリ白蟻駆除ベイト剤工法と改修設計工事」
骨組みの取替えと耐震壁の追加
雨水の漏水があった部分で 屋根や外壁部分の木造骨組みが朽ちていることが分かりました。朽ちていた部分の骨組みを取り替えました。
外壁については その下地材を除去して、構造用合板を一様に貼りました。構造用合板は骨組みにしっかりと固定したため耐震壁となり、耐震性能を向上させることができました。
住宅リフォーム−大磯のアトリエ工房住宅耐震壁屋根外壁防水断熱改修リフォーム
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