除菌清掃しやすい医院クリニック診療所の内装仕上げ表面材料

新型コロナによる新しい除菌の習慣

新型コロナウィルスが流行する以前から医院内の清掃・除菌には細心の対処をしておられた「山口歯科医院」様の改装リフォーム工事では、新型コロナウィルスが流行して世の中と患者様の除菌に対する考え方が深まった習慣に対応できるためにも、医院内の各所すなわち手摺や扉の取手、台や椅子など、患者様が直接触れる場所も材料が吟味されて定められました。

除菌清掃しやすい表面素材

まず患者様が触れる素材=床壁の仕上げ材や手摺や台については、除菌清掃しやすい材料で作られているモノを選択されました。

床はゴミやチリが落ち、治療のための薬品や手洗いの水滴も落ちます。

ゴミやチリが入り込まないように目地が無いのが望ましく、薬品や水滴で反応しないことも求められます。

塩化ビニール製のシート状タイルが有効で、目地(材料と材料の間に設ける数ミリの隙間)もなく、薬品や水滴を浸透させません。掃除機でゴミやチリは除去できて、薬品や水滴も容易に拭き取れます。

以前はホモジニアスタイルと呼ばれ、最近は塩化ビニールタイルと呼ばれている、値段も抑えられた床材料が選ばれました。

壁面の仕上げ材料は沢山の選択肢があります。

一般的に恒久的で厚みが厚いほど値段は高く、厚みが薄くて取り替えが容易だと値段は安くなる傾向にあります。

ただ壁面は、内装の中でも面積が一番広くなるので、値段の単価の高安により、全体費用に大きく影響します。そこで費用の安い中から選ばれることが多くて、今回も安価なビニールクロス(壁紙)から選ばれました。

壁は人の往来時に傷が付いたり、触られることで汚れが重なっていきます。最近のビニールクロス(壁紙)は傷が付きにくく、汚れにくい材料になっています。(ほとんどのお客様が同様のご希望を壁紙に求めるためにその様に開発されています)

医院の中には、

  • 受付カウンター
  • 洗面カウンター
  • カルテ記入台
  • 消毒作業台

など、様々な台があります。

台の上では、

  • 筆記
  • 金銭の授受
  • パソコンの作業
  • 手洗い
  • 治療器具の用意

などが行われて、台自体には傷付かない、汚れないことが求められます。

歯科医院カルテ記入台

そのような台には、

  • 硬度
  • 表面の清掃容易さ
  • 費用
  • 素材の色彩の多さ

を勘案して、メラミン化粧板を台の表面に貼ることをお勧めしています。

通常の所作・作業では台表面が傷付くことなく、表面は研磨剤が入っている洗剤で研磨・洗浄すると汚れは除去されて当初の素材感に戻ります。とても優秀な材料で汎用させて頂いています。

手洗洗面台

待合室に面する洗口・洗面室の台では、通常、台板と洗面ボウルが組み合わさって作られます。お客様によっては、この台と洗面ボウルの間に溜まる汚れについて「取りずらい」ので、キレイに維持出来るような洗面台が求めれられます。「山口歯科医院」様にも求められまして、台と洗面ボウルが一体になって作られた、汚れが溜まらない(台とボウルの際に凹みが無い)洗面台ボウルが選ばれました。

人工大理石で作られた製品です。

建物内部の扉は、通常、

  • 扉の重量を軽くする
  • 加工が容易い
  • 費用が安い

理由から、木製の扉が取り付けられます。

そのような扉も患者様・スタッフが、扉表面や取手金物に触れるので、消毒し易いことが求められました。

扉表面はビニールシートが貼られたもの、取手金物は形がシンプルなもの、が選ばれて、常にアルコール消毒を容易に出来るよう求められました。

手摺

玄関入り口は、外部と内部の段差高さを解消するためにスロープが設けられています。往来通行を補助するために壁面に手摺が付けられています。この手摺についても、常にアルコール消毒を容易に出来るよう求められて、木製の手摺に表面にウレタン樹脂製の塗装が施されました。

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