東京練馬の木造2階建て替え新築歯科医院診療所デンタルクリニック

東京都練馬区関町北に既存住宅を歯科医院に建て替える設計をさせていただいきました。

歯科医師 菅家先生からは、日本歯科新聞社様が主催した「医院デザインフェア」ではじめにご相談をいただきました。

医院デザインフェアでご相談をいただく

2023年7月に日本歯科新聞社様が開催された「医院デザインフェア」で菅家先生とお会いしました。

菅家医師先生から「今 実家を歯科医院に建て替えたい」とご相談をいただきました。

ご相談前に医師先生はハウスメーカー様にご相談をされていて、

  • 自分 (建主) の希望を反映してくれない
  • 費用が会うに連れて益々高額になる

という点に困って当方にご相談を下さいました。

2階建て歯科医院の間取りプラン

医師先生のご希望をお聞きして、間取りプランの検討が始まりました。

ご希望は、

  • 全部歯科診療所で住宅等の機能はいらない
  • 出来る限り床面積を確保する
  • 建物は2階建てになって良い
  • 1階と2階は必要ならばエレベーターを設置する
  • 1階と2階の診療は複数の医師が担当することが前提
    ただし、受付やX線室はひとつずつで良い
  • コンプレッサーを収める機械室は建物内に収める
  • 建物の外観はシンプルな形状が良い

以上のご要望をお聞きして、間取りプランが作成されました。

診療台ユニットの配置

歯科医院の間取りプランは、医師先生の診療方針である、

  • 診察台ユニットを何台置くか? と
  • 診療室をどこに配置するか?

を はじめに検討することから始まることが多くあります。

敷地の形から制約される建物の形と配置で診療室の位置と広さが定まり、付随する受付待合室・X線室・消毒室の位置関係が検討されます。

今回の計画では、

  • 1階は 診療室に2台+個室診察室に1台、合計3台
  • 2階は ひとつの診察室に3台

を配置する方針とされました。

受付待合室・診療室・X線室・消毒室

診察室を敷地のどの辺りに設けるかの目処を付けた後、

  • 玄関・待合室・受付・トイレ
  • 階段・エレベーター
  • X線室
  • 消毒室

のつながりと位置を整理していき、間取りプランが定まって行きました。

2階に上がる階段とエレベーター

1階と2階の上下階を結ぶ動線は、階段に加えて、患者様の利便を考慮してエレベーターが設置されました。エレベーターは車椅子の方でも利用出来る大きさで、受付カウンターに面して出入口があります。

1階と2階の上下階を結ぶ階段は、医師先生・スタッフの皆さんが利用するのと同時に、患者様は通常エレベーターを利用することを前提とした位置に配置されました。(災害時の避難階段としては利用します)

通常は医院スタッフの皆さんと患者様の動線が交錯しないように整理されました。

コンプレッサー機械室の位置

コンプレッサーをはじめとする機械は、外部に置かず内部に設置するご希望がありました。例え器具の振動や騒音を抑えられても、閑静な住宅街の中で周囲の皆様に多少でも振動や機械音が届かないようにするための医師先生のご配慮でした。

機械は階段下に設置されて、扉は防音扉が取り付けられて、振動や機械音が響かないようにしました。

概算工事費

建物の大凡の間取りプランが定まり、大きさが分かったところで、建設の概算工事費について試算が行われました。建物の規模と内容を説明して、最近の同種同規模の工事費から、概算工事費のお見積をお出し頂ける工務店様にお願いしました。

費用の概算金額が揃ったところで、正式に計画が始められました。

既存建物解体工事

既存建物の解体工事は、初めに複数の解体

工事社さんにお見積もりを依頼して、比較検討後、解体が始められました。

閑静な住宅街の中なので、可能な限り騒音や粉塵を出さないよう慎重に行われました。

歯科医院の外観

木造2階の歯科診療所の建物の外観については、以下のご希望がありました。

  • 住宅とは異なる外観にすること
  • 住宅街にあっても目立つこと
  • 清潔感を感じられること

という内容でした。

四角い外壁面ファサードと大きな窓開口

「住宅とは異なる外観にすること」と言うテーマをいただいて、周囲の住宅とは異なる外観を表す意味で、勾配買屋根を表すことなく四角い外壁面が表情となるようにしました。

また、外壁面には窓サッシを連続させて配置して 大きな窓ガラスが開いているようにしました。

屋根の見えない四角い外壁と大きな窓ガラスで、周囲の住宅とは異なる診療所の佇まいになれました。

白い外壁に丸い濃紺のバルコニー

さらに「住宅街にあっても目立つ」ように、外壁面は白いサイディングが選ばれて、丸みを帯びたバルコニーが付け足されてコントラストをつけるために濃紺に塗装されました。

外壁面の白さは「清潔感を感じられる」診療所の印象を表すためでもあります。

雨樋

四角い外壁面を強調するために勾配屋根を見せないために、屋根は緩い角度にして、四角い外壁面の中に収まるようにしました。

屋根に降った雨水は屋根先端の樋に流れ落ちますが、樋が外壁面に露出しないように内側に設けて、雨水を排水処理できるようにしました。

自動引戸の出入口

練馬区の「福祉のまちづくり推進条例」の基準に添って玄関入口は自動引戸にされました。

引戸はガラス戸で多少でも内外が伺えるようにして、ガラス表面には医院名が表示されました。

玄関には段差がなく下足のまま待合室や診察室に入ります。足元が不自由な方でも、車椅子を利用される方でも不自由なく診療を受けることができます。

エレベーター

足の不自由な方や車椅子を利用される方でも2階で診療が受けられるようにエレベーターが設置されました。

エレベーターの大きさは、車椅子と介助の人が乗れる。大きさで、所謂「家庭用エレベーター」の規格サイズです。

四隅の柱が 幅1640×奥行1820 で設置出来ました。

車椅子対応トイレ

地上1階待合室に隣接して患者さま専用のトイレが設けられました。トイレは練馬区の「福祉のまちづくり推進条例」の基準に添って車椅子の方でも利用できる出入り口引戸と広さと手摺りが設置されています。

待合室

玄関入り口の自動引き戸から入ったすぐが待合室です。診療所は下足のままで出入りすることになっていて、段差もなく、靴の履き替えもないため、スムーズな往来ができます。

待合室には、患者様用トイレ、エレベーター、階段、診察室、消毒室に通ずる出入り口が面しています。

その中に受付カウンター、カルテ棚、患者様用の椅子、キッズスペースが用意されました。

受付カウンター

受付カウンターは待合室の中に突き出る形で設置されています。2辺をカウンターで仕切り、1辺がカルテ棚で仕切られています。

カウンターの高さは、患者さんがカウンターを乗り越えて、内側を覗き込めないような高さ (1100) にしてあります。端部にウェスタン扉と跳ね上げ扉をつけて、カウンター内のスタッフがすぐに外に出れるようになっています。

天井は、患者様の待合椅子の天井からは1段下げて、長方形の待合室にリズムをつけました。壁際は、天井を丸く曲げて壁に落として壁と天井が連続するようにして視点が定まらないようにして、できる限り、待合室を広く見せるように工夫しました。

自動精算機

受付カウンターには自動精算機が設置されました。金銭の受け渡しが正確で間違いが起きないためにも設置されました。

商品陳列棚

患者様が椅子に座り受付カウンターを眺める視線の位置に、デンタル商品の陳列棚を設けました。陳列棚は受付カウンターの端部壁面にも設置されて、患者さんが利用するデンタル商品が説明しやすいように陳列することができます。

カルテ棚

受付とキッズスペースを仕切る場所にカルテ棚が設置されました。棚はオープン棚でカルテのファイルが並んでるのが見えます。受付内のスタッフのみが取り出しができる位置になっています。

入りきれなくなって、診療が終了された患者様のカルテは、2階の天井裏の小屋裏収納に収める予定です。

照明

受付カウンターの上には、カウンター上のやりとりが明るくしっかり見えるようにペンダント照明が選ばれて吊り下げられて取り付けられました。

患者様の椅子

患者様の待合室は、一人ひとりが個別に座られて手すりのついた椅子が選ばれました。

キッズスペース

カルテ棚と診察室の仕切り壁の間にキッズスペースが設けられました。待合室の椅子から、また受付カウンターの中から見守られる場所です。

診察室

診察室には2台の診察台ユニットが置かれました。その先に、個室診察室がつながり、奥にはX線室、消毒室が続きます。

天井照明

患者様が診察台に座り、リクライニングして天井を見上げるようになると、天井に取り付けられた照明器具が直接下方に向けられていると、患者様はとても目が眩しい状況になります。そのために診察台の上部は間接照明にして光源が見えないで眩しくないようにしました。

 ▶︎▶︎ 関連解説記事 「患者様が眩しくない診察室照明

医師先生やスタッフの方々が診療する場所は 天井には集光型の照明器具を設けて手元を明るくしました。患者様の足元あたりの壁面の天井には、拡散型の照明器具を取り付けて、壁を明るく見せて、診療室が明るく見えるように演出してあります。

目隠し隔て板

2台の診察台の間には、床から天井までを塞ぐ壁の間仕切りはありません。医師先生の診察の自由度を上げるためでもあります。

ただし患者様と患者様の視線は遮りたいので、高さの低い目隠し隔て板を設置しました。全部壁面にすると威圧的になるので、上部は不透明のアクリル板を設置しました。

消毒作業台

診察台の背後には、手の消毒や器具や材料を用意したり、置いておく作業台が設けられました。

台の下は引き出しが付けられて、器具や材料が収納でき、ゴミ箱も入れられます。冷蔵庫やキャスター付きの移動ワゴンが収まる場所もあります。

台の上の壁面には、上下の高さを変えられる、壁棚が設けられています。

常に使用する器具や材料が収められます。

収納吊り戸棚

さらに、天井の際には、吊り戸棚が設置されて、器具や材料のストックが収められます。

個室診察室

長時間の診療を行う場合などのために、個室の診療室が設けられました。

こちらも天井の照明を折り上げ天井に収めて間接照明にして、患者様が眩しくないようにしてあります。

診察台の背面には消毒作業台、収納吊り戸棚が設置されています。

X線室

X線室は診療室に隣接して配置されました。患者様も利用し、医師先生も利用することから、診療室から遠くなく、裏方にならない範囲で配置されました。

天井と壁には放射線を遮蔽する鉛の板が貼られて、出入り口の扉にも鉛板が仕組まれて、医師先生が室内を見渡すためには、扉に鉛入りのガラス窓がはめ込まれました。

パソコン作業台

X線室の手前にパソコンとモニターを置くスペースが設けられて、医師先生は撮影したレントゲン写真をその場で確認することができるようにしてあります。

機械収納庫

圧送空気のためのコンプレッサー機器は外部に置かずに、建物内に収める方針を医師先生からいただいていました。

配置する場所は2階へ上がる階段の下部分になり、振動や機械音を遮る扉が取り付けられて密閉されました。

消毒室

1階で行う診療器具の洗浄消毒室はX線室の隣りに設けられました。奥には勝手口が開けられて、スタッフの皆さんの出入り口となっています。

2階の待合室

2階にはエレベーターもしくは階段を利用して上がり、上がった場所に待合室があります。

2階の診察室

2階の診療室には診察台が3台あり、1つの部屋になっています。

1階の診療室同様に、天井の間接照明、診療台間の目隠し隔て板、器具や材料を準備する消毒作業台が設けられています。

前面道路側は大きな窓の開口で明るく広々とした診療室になっています。

2階の消毒室

2階の消毒室は、診療室から出たすぐの場所にあり、左右両側の壁に洗浄消毒台があって移動距離の少ない便利な消毒室になっています。

法令の届出と保健所の事前相談確認

診療所内の各部分の設計が終わると、下記の法令に関わる届出が提出されて、各役所の認可が下りました。

  • 福祉のまちづくり条例
  • 都市計画法53条
  • 建築基準法(確認申請)
  • 消防法(確認申請)

保健所には、事前に間取りプランの相談と委員名称について窓口に行き問題ないことを確認しました。(保健所には建物が完成した際に「診療所開設届」を提出するので、この段階では保健所への届け出はありません)

工事金額見積

設計図がまとめられると、設計図を複数の工務店さんにお渡しして工事金額の見積もりの依頼をしました。

同じ内容の設計図に基づくお見積もりですから、皆様に同様の内容で平等に工事金額の見積もりが依頼できます。

見積もり金額の査定

複数の工務店さんから工事金額見積もりが提出されました。

当方は、工事金額見積もりの内容について、設計図と照らし合わせて、

  • 工事の内容について見落としはないか?
  • 見積もり見積書の内容に「一式」表示はないか?
  • 金額や数量に大きな隔たりはないか?

を調査査定します。

もし、見落としや「一式」表示が多い場合、大きな間違いがある場合は、建主様に報告し、工務店様を選ぶ際の検討内容に挙げていただきます。

 ▶︎▶︎ 関連解説記事「和風二世帯住宅の工事金額概算見積金額」

工事スケジュール

医師先生建主様が工務店さんを選ぶ際、工事金額の見積もりの内容も重要ですが、診療所を開設するスケジュールについても、重要事項であるので、事前に工事スケジュール(完成年月)についても確認が行われました。

工事請負契約

工事金額、工事スケジュールについて医師先生建主様がよくよく吟味し、工務店さんを選定されました。

すぐに工事請負契約が締結されて工事が着工しました。

地鎮祭

工事に先立って、近隣の氏神様神社にお願いして地鎮祭が取り行われました。

地盤調査

計画建物は建築基準法上の「4号特例建築」で、工事着工時に地盤調査が行われました。

調査結果から地下コンクリート基礎の下方部分には地盤補強改良などは不要と判断されました。

基礎コンクリートの配筋検査

建物1階床面高さは、周囲の地盤面とほぼ同じにしたために、床下配管を設置するために、基礎コンクリートのベタ基礎は平らな形にならずに段違いとなり、複雑な基礎の鉄筋配筋となりました。

止水板

コンクリートのベタ基礎の底盤と基礎梁立上がりは別々にコンクリートが打設されます。

基礎の底盤と立ち上がりは一体なコンクリートにはならず、どうしても細い隙間が生じます。

この打ち継ぎ部が周囲、地面より上部にあれば、雨水の漏水は心配ありませんが、地面より下にあるので雨水の浸入が懸念されます。

そこで打ち継ぎ部には雨水の浸入を防ぐ止水板を挿入して、コンクリートの一体化を図り、コンクリート打設後は、表面に防水を塗布しました。

アンカーボルト

基礎コンクリートの配筋検査では、コンクリートに埋まる鉄筋の形や長さ数量を確かめますが、同時に上部の木造骨組み土台と基礎コンクリートをつなぐ金属の棒=アンカーボルトの位置や種類も確かめられます。

コンクリート打設

配筋検査の合格後、型枠が組み立てられて、型枠の中にコンクリートが流し込まれます。

型枠が取り外されて基礎コンクリートが出来上がりました。

プレカット図

工事着工後、現地の基礎工事とは並行して、地上の木造の骨組みの製作図=プレカット図について、工務店さんと設計者 (監理者) の間で図面のやりとりがあり、プレカット図が整理されて正確に出来上がると工場に伝えられて、骨組みが切り刻まれます。

土台敷き

工場で切り刻まれた木材が現場に搬入されます。

はじめに基礎コンクリートの上に木材が並べられます。これを土台 (どだい) と呼びます。

上棟建前建て方

基礎コンクリートの上に、土台が敷かれた後、一気に木造骨組みが組み立てられます。

沢山の大工さんが集まって行われますが、この組み立てを「建前」「建て方」「棟上げ」と呼んで、骨組みが組み上がることを「上棟」と呼びます。

骨組みが組み上がると、すぐに屋根の板材・外壁の板材が貼られます。内側に雨水が入らないようにするためです。

屋根と内樋

上棟後、屋根が葺かれました。

屋根材は、屋根の勾配が緩いので、金属板による屋根材で葺かれました。ガリバリウム鋼板です。

また、建物の外観をシンプルな直方体に見せるために、雨水を集める樋を外壁よりも内側に設けて、雨水を排水する方式にしました。

断熱材吹付

屋根が葺かれて外壁に窓がついて、雨水が内部に確実に入らないとなった時点で、内側断熱材が施工されました。

現地の外壁の内側にウレタン塗料を吹き付けます。ウレタン塗料は、空気に触れると発泡し膨らみます。

発泡したウレタン材が機密性を高め、確かな断熱面を構成します。

診察台ユニット位置決め

上棟後すぐに、コンクリート基礎面に乗れる時点で、診察台ユニットの位置が現地で定められました。

基礎の上に組み立てられる床の下に設置する配管の位置を定めるためです。

床下配管

診療台の位置が決定し、診療台に床下からつながる給水管・排水管・バキューム用配管が設置されます。

外壁材

外壁には真っ白いサイディングが貼られました。

塗り壁との比較の結果、

  • 汚れにくさ
  • 金額
  • 見た目

などが検討され、定められました。

外壁の端部コーナーは、既製品のコーナー材を使わずに、小さな断面のアルミアングル材を設置することで、周囲の住宅とは多少でも異なる見た目になるように工夫しました。

アルミサッシの幕板化粧貼り

1階2階の診療室の道路側面は、大きな窓ガラスが設置されています。

さらに窓ガラスは大きな1つの窓ガラスに見えるように、窓サッシ同士が離れる柱や床の部分についてアルミサッシに見た目が近い金属シートを貼ることで、見た目を工夫しました。

住宅にはない外観にするためです。

完成検査とご開院

役所の工事完成検査を受けて合格し、無事建物を医師先生にお引き渡ししました。

すぐに診療器具が取り付けられて、開院、保健診療が開始されました。

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