歯科医院クリニック診療所診察室の床下配管と上げ床

歯科診察室の床下配管

歯科医院では様々な場所で水を使用されます。トイレ、洗面洗口台、消毒台、診察台ユニット等々です。水を使って洗い、その水を流して排水する配管は、水の自然流水によって流れていくので、配管の最小限の水勾配(傾き)が必要になります。

トイレの排水管は直径75ミリ以上で勾配(傾き)は1/100 (1メートルにつき1センチ)必要とされていて、他の排水管は直径50ミリ以上で勾配は1/150 (1メートルにつき0.7センチ)必要とされています。

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排水する機器と最終排水管までの距離によってこの排水管による床下配管スペースの高さが決まります。

今回は診察台ユニットから最終排水管までの距離が長く、床下配管スペースの高さは高くなりました。

診察室の上げ床

排水管や給水管、その他の管が設置される床下は、金属の支柱と井桁に組まれた下地の上に板を載せて組み上げられます。

藤巻歯科医院様の工事では、新築された既存の建物で、床下配管スペースを設ける前提で造られていたので、最小限の床上げで済みました。

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賃貸テナント部分で水を使う機器を使用するには、排水管の設置スペースを確保しておかないと、機器が設置できなかったり、水が流れなかったり、予想以上に床上げをする必要があります。

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