歩道橋エレベーターEVシャフト建屋の屋根・防水

新たに架けられる歩道橋(横浜戸塚の不動坂交差点)に付くエレベーター建屋の設計をお手伝いさせていただきました。

エレベーターは電気で動く精密で繊細な機械です。屋外からの風雨や砂塵を被ったりしてしまうと停止し、故障してしまいます。

エレベーターを健全に運用するための覆いとなる建屋は、エレベーター自体を支える骨組みとなりながらも、外界の雨水や風や砂や埃や人的悪戯を遮断するために設けられます。

不動坂歩道橋EV建屋シャフト

屋根の形

雨水の漏水や埃の侵入は、屋根や外装の材料と材料との繋ぎ目部分が劣化したり離れたりして 穴が空いて 侵入する というものがほとんどです。

広い屋根面では、あえて損傷を加えない限り、外装の防水材に穴が空けてしまい漏水することは非常に稀です。

そこで屋根防水材を健全に保つには「単純な形にして部位を少なくする」ことや「出っ張りや引込みをなくして」材料と材料との繋ぎ目部分を極限まで無くすことが理想で、詰まるところ「広い面板で屋根を覆う」ことが出来れば、屋根防水からの漏水を永く防ぐことが容易です。

金属板屋根防水

そこで、屋根 (防水) には、屋根面の骨組みも兼用出来る金属パネル材 (アルミハニカムパネル) が採用されました。

  • 金属パネル材 (アルミハニカムパネル) は、
  • パネル自身の強度だけで屋根面を構成出来る
  • コンクリート+防水材 などの屋根面と比べて軽い
  • パネル面自体が金属板面なので防水面になれる
  • 広いパネルで設置できるので 繋ぎ目が少ない(今回1本)
  • 外側にも出っ張れて乗降乗り場の庇になれる

という、1役で複数の役割を兼用しつつ、理想の屋根防水が選ばれました。

アルミハニカム(パネル)とは、アルミ製の板材を加工して接着して形成するパネル状の製品で、厚み100ミリの金属板です。薄いアルミ板を6角形に折り広げ、その上面と下面を平坦な広いアルミ板で挟んで接着して蓋をする形のパネル製品です。この板は1つで「構造骨組み+屋根防水」になります。

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