旧耐震マンションを有料介護サービス付高齢者住宅老人ホーム福祉施設

老朽化した旧耐震マンションの検討

元々は3階建ての鉄筋コンクリート造の賃貸マンションが建っていて、平成23年3月の東日本大震災に遭いました。建物自体が旧耐震のためか退去者が続出してしまい、新たな入居申し込みもない状況が続きました。

建物の所有者様は東京の法人企業様で、この状況を改善する方法のご相談頂きました。

検討した結果としては、以下の内容が選択できる方針でした。

  1. 既存建物を全面改修(リフォーム)して継続利用する
  2. マンション(共同住宅)に建替えて賃貸事業
  3. クリニックビル(医療モール)に建替えて賃貸事業
  4. 高齢者福祉施設(老人ホーム)に建替えて福祉事業
  5. 更地にして駐車場賃貸事業

横浜西寺尾の介護サービス付高齢者住宅老人ホーム

高齢者福祉施設

事業収支計画等を作成し、更に検討した結果、地域に求められる社会貢献も含めて、施主企業様は、(4) 高齢者福祉施設(老人ホーム)に建替えを選択し、計画が始まりました。

計画を進める中で、横浜市が老人ホームを求めていることがわかり、市が求める施設に添う形で整備することで、横浜市の施設になることを方針とし計画が進められました。

介護付有料老人ホーム

市が求める施設への登録申請が行われ、審査の結果、認可されました。登録「介護付有料老人ホーム」施設となり、工事着工されました。

施設は、延べ面積921m2、個室35部屋、地上3階建てで、浴室、食堂があり、サービスする人員が詰めています。居住される皆様の視点に立った設備配置や使い勝手を優先しつつ、運営管理する側の通信確保と、見守り介護する方々の負担を軽減する施設を目指し、それぞれの立場で満足を導ける施設になるよう努めています。

施設計画には、建築設計、建物工事、事業運営の関係者による協同体で計画する必要があります。施設の設計、きめの細かい工事、事業運営が整った計画が必要です。

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