調剤薬局店舗の売場天井高さ

木造住宅の一般的な天井高さ

木造住宅の一般的な天井高さは2.4メートル内外です。

上階との高さは2.7メートル内外となり、上がり下がりする階段は約2畳の中で組み立てられる高さです。

法律で定められている最小高さ

「建築基準法」で定められている天井高さの最低限度は2.1メートルです。人が継続的に活動する部屋(法令では「居室」と呼んでいます)では、これより低い天井高さは認められていません。

面積と容積

敷地がそもそも広くなく、または容積率が低くて割り当てられる部屋が広く出来ない場合、つまり部屋の面積が希望より狭い場合、その部屋の狭さを少しでも解消するために天井高さを高くして容積を増やして、狭い面積を豊かにするように工夫しています。

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大磯の調剤薬局ことぶきや薬局様の建て替えでは、薬局の売場面積が狭い印象となることを天井を高くすることで、面積×天井高さ=容積を増やして、豊かな空間になれるようにしました。

天井高さを高くできるための条件

部屋の天井高さを高くするためには、いくつかの条件があります。

  • 天井が高くなる長さだけ、建物の高さを高く出来る
  • 天井高さを高くしても、上階と上がり下がりする階段の面積を確保出来る

が充たされないといけません。

天井高さが高くなるデメリット

天井高さを高くすると単純に容積が増えるので、建主様は、

  • エアコンの効きが悪いのではないか?
  • 照明が届かず暗いのではないか?

とご心配をいただきます。以下の方法でご満足のいく高い天井の空間を作っています。

空調エアコンとシーリングファン

エアコンは面積に比例した機器を選んでいただいて、天井にシーリングファンを取り付けて空気を循環させることで、快適な空間を維持出来るようんじさせていただいております。

シーリングファンは静音で、ゆっくりと空気を回してくれるので、エアコンの空気が苦手な方には有効だと思われます。

そもそもしっかりした断熱をしているので、光熱費も抑えられています。

照明

明るい・暗いの感じ方の多くは、視線の先のモノが、明るいか・暗いか、で決まることが多いようです。

そこで壁面や天井面を明るくすることで部屋の明暗の印象が変わります。

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ことぶきや薬局様の売場では、天井の可動式の正面器具で満遍なく壁を照らして、明るい印象の空間を実現出来ました。

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