内科循環器科医院クリニック併用住宅建替えの内断熱設計工事

代替わりの内科循環器科医院住宅の建替え計画で、構造骨組みが立ち上がり上棟し、屋根、外壁、窓で塞がれると、建物外側の寒さや暑さを内部に伝えないようにするための断熱工事が始まります。

屋根・外壁=ウレタン吹付断熱材

屋根の裏側面、外壁の内側面に断熱材を設置します。

断熱材自体は材料の内部に沢山の細かい気泡を含んだ材料で、ウレタン樹脂に気泡発泡材を混ぜた断熱材を屋根面 壁面の内側に連続して吹き付けて、隙間のない断熱面を構成させます。

板状の材料ではなく、液体状の材料をスプレーの様に吹き付ける方式は、吹き付ける面が骨組みと共にあるために平坦ではなく凸凹で、板材を連続的に貼り付けるのが中々困難な状況なので、スプレーを吹くように液体を吹き付けると一様な断熱面になれるからです。液体は吹き付けられると直ちに発泡して膨張して固まります。

床=スチレンフォーム断熱材

屋根や外壁面に比べて地上1階の床は凸凹面が少なく、逆に下方に面する板材が無いので、骨組みの一番下に敷かれる土台と土台の間を、板状の断熱材で埋めて行きます。

 

巷の工事では、屋根、壁、床の断熱材についてグラスウール材を使用することが多いのですが、グラスウールは水分を含んでしまうと変形して断熱効果を落としてしまっている状況を何度も見ているので、どんなにグラスウールの断熱性能と取り付け方法が向上しても固結した材には及ばないと考えております。ご予算が許す限り断熱材は固結する断熱材の使用をお勧めしています。

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