歯科医院移転内装工事のX線室放射線遮蔽扉を引戸

省スペースの工夫

東京大森の森川歯科医院様の移転計画で、移転先のテナントは既存の場所よりも多少狭くて、間取りプランでは部屋の無駄な部分を無くしたりスペースを兼用させる設計工夫が必要でした。

X線室の放射能遮蔽

放射線を利用して歯型他を撮影するためのX線室は、放射線の漏洩を防ぐために鉛板等で隙間なく囲う必要があります。患者様が出入りする扉部分も鉛板が仕組まれたもので作られます。

鉛板を隙間なく連続させるために、扉の構造上 開き戸にするのが確実なので、通常は鉛入り扉は開き戸にされています。

引き戸の採用

森川歯科医院様の間取りプランでは多少でも省スペースを実現させるために、可能な限り出入り口の扉を引き戸にされました。

上から扉を吊って動かせる金物が一般的になったために、下部のレールが不要になり床に段差がなく、左右に動作する際のガラガラ音もなくなりました。

開き戸の場合は扉が回転するスペースが必要で、引き戸はそのスペースが省けます。

ただし引き戸は扉を引き込む部分のスペースが必要になり、単純に全ての開閉部分に採用ができない場合もあります。

省スペースのために放射線遮蔽扉を引き戸にする

そこでX線室の扉も引き戸にされました。放射線の遮蔽をするために引き戸自体はX線室側内部にあります。

扉に鉛板を仕込み、固定枠にも鉛板を仕込んで製作し、鉛板による放射線遮蔽を連続させます。

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