独立開院準備の場所探しは設計事務所―横浜おおつ歯科クリニック

開院する場所探し

医院開業の相談相手を設計事務所に決めた後、すぐに始めたことは「開院する場所探し」でした。

関連する方々に開院場所の希望条件を示して、場所探しの依頼をしました。大津歯科医師本人、私達設計事務所、歯科医療器具会社様、その他の方々で、各方面の不動産関係の知り合いに問合せをしました。

最近は、インターネットの不動産会社ページに沢山の情報が掲載されています。ただ未だにインターネットに掲載されない情報もあります。人気物件であればあるほどネットに載らないとされていますので、そのような空き物件情報も求めました。

開院場所の条件

募集する条件は、

• 地域と鉄道沿線　駅からの距離
• 建物の１階、路面場所
• 広さ
• 家賃の上限

を示して情報を募集しました。

候補場所の検討

候補となるテナント情報を医師本人が受け取ると、周囲の既存歯科医の状況を調べます。

同時に設計事務所は候補のテナントに条件に見合う医院の間取りプランが出来るかどうか、即日に間取りプランを検討して作図します。

歯科医師本人の希望の間取りプランが成り立つか、診療ユニットは何台は入るか等々、すぐに判断をする必要があるので、至急の作業が求められます。

現地確認

検討した間取りプランが条件に合わないと次の候補地を引き続き求め、条件に合っていることが判ると直ぐに現地確認を行いました。

医師ご本人は勤務中なので、現地を確認することは直ぐには出来ません。設計事務所としては、直ぐに向かい現地確認を行うことができました。

現地確認は、

• 賃貸物件が歯科クリニックとして相応しいか
• 歯科診療器具や空調エアコンを設置した場合の内装床下や天井高さが充分に確保出来るか
• 駐車場は確保出来るか
• 看板は取付けられるか
• コンプレッサー機器の設置するスペースはあるか

等々の確認です。

雰囲気の良さや、外装に予想以上に費用が掛かったり、床下の配管スペースや天井高さの確保などを確認します。

　関連解説記事  → 「新築ビルに歯科医院内装工事を行う事前確認チェック」

妥協しない場所選び

何件も候補物件はありましたが、条件が揃わないものはお断りました。

医師先生本人の妥協を許さない方針により、場所探しの検討は何度も繰り返されましたが、繰返しにより求められている条件はより明確になり、最終的には理想的な場所選びが出来たのではないかと思います。

設計事務所の強み

利益追求でない設計事務所であるからこそ医師先生が納得いくまで間取りプランの検討とテナント現地確認が繰り返すことが出来たのではないでしょうか。設計事務所は、土地探しからの家づくりや、敷地買い入れからのアパート経営のお手伝いもしています。

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