和風二世帯住宅のバルコニーFRP防水と雨水排水

２階のバルコニーは１階の部屋の上にある

横浜の二世帯住宅の間取りプランは中央に玄関があって、玄関から左右に分かれる型になっています。親世帯は平屋、子世帯は２階建てになり、子世帯の各個室は２階に配置されました。

個室に付く場所にバルコニーがあり、寝具布団を干す場所になっています。このバルコニーの下部の１階には部屋があり、バルコニーには雨水が入り込むので、床は防水をして雨水を１階の部屋に落とさないようにしなければなりませんでした。

FRP防水

平らなバルコニーの床の防水には、

• アスファルト防水
• シート防水
• 塗布防水
• 金属板防水
• FRP防水

などの中から選ぶことができます。

バルコニーの面積は広くはなく、施工性・柔軟性・予算面という点から、FRP防水が採用されました。

FRP (繊維強化プラスチック) 防水は、ガラス製の補強用マットを敷いた面にポリエステル樹脂塗料を塗り固めたものです。整形でない部分でも整形出来ることと高い硬度による他の材料の施工性の良さがあります。

排水口の目詰まりを防ぐ

バルコニーの床はFRP防水の上に木の格子状の床を組んで造られます。振り込んだ雨水は床の目地から下部に落ち、排水口に集まって排水管に流れ落ちます。

周囲に背の高い樹木がないため、落ち葉による排水口の目詰まりは心配ありませんが、それでもごみが目詰まりを起こしかねないので排水口の上には点検口を設けて、集まったゴミは除去出来るようにしました。

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