木造2階建ての面積容積を広く大きくする狭小住宅の間取りプラン

東京文京区の木造住宅の建て替えのご相談で、はじめにご家族のご要望をお聞きして、間取りプランの検討が始まりました。

ご要望は、

  • 建物の幅を敷地の幅に対して最大幅を確保する
  • リビングを明るくする
  • 風通しを良くする
  • 各個室を確保する

でした。

ご要望に対して、それぞれ工夫を行なって実現されました。

建物の幅を敷地の幅に対して最大幅を確保する

敷地は幅が短くて奥行きが長い長方形で、ご家族は部屋の中を出来る限り広くしたいご希望があって、建物の幅を最大限広くしました。

敷地境界線ギリギリまで建物の外壁を設置する事は住宅地では以下の理由で困難です。

  • 民法の判例で、外壁は敷地境界線から50センチ以上離すこと
  • 外壁を作るための足場を組むために約40センチ隙間が必要なこと
  • エアコンの室外機や、ガス給湯器を設置する場所として隙間が必要なこと

そこで今回は敷地境界線から外壁まで50センチを確保して建物の幅が定められました。

リビングを明るくする

敷地周囲三方向を住宅建物で囲われていて、開放されている面は北側で、リビングを明るくするために、

  • 屋根部分を周りの建物より高くして日差しを内部に取り込む
  • リビングを2階に上げる
  • リビングを高天井吹抜けにする

という工夫をして明るいリビングにしました。

 ▶︎ 関連記事「狭小地で風通しが良く陽当たりの良い家」

狭小木造2階建住宅明るい吹抜けリビングキッチン

風通しを良くする

建物が敷地一杯に建てられて、周囲も住宅で囲われている環境で風通しを良くするために、可能な限り小さくとも窓を設けて、通風が確保できるようにされました。

通風は単に窓を大きくするだけではなく、対面する場所に窓を設けて、空気が入る場所と出る場所を設けることが重要です。

また、キッチンの窓は、外部の風がどちらの方向に吹いている時でも風が取り込めるように、窓を上下に分けて、窓を開ける方向を上下で逆さまにして風を取り込めるようにしました。

各個室を確保する

個室は4部屋必要となりました。

上記で説明した通り、リビングを明るくするために2階にリビングを配置したので、1階と小屋裏(ロフト)に個室は配置されました。

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