地震に強い家(耐震強度等級2)の設計@和風外観注文住宅

地震に強い家

3階建ての注文住宅で、お客様の建物構造に対するご要望は、1階を鉄筋コンクリートRC造、2・3階を木造にする混構造形式にすることだけでなく、地震に強い家=耐震等級強度を上げた家にされたいというものでした。

建築基準法で求められている耐震強度

国内で建物を建てる際に守らなければならない「建築基準法」において、大地震時に求められる構造の最低限の性能は、「中に居る人が安全に外部に避難出来ること」です。つまり多少の建物の損傷は認められています。

しかしながら役所や消防署などの公共施設では、地震災害時の対策本部や避難場所として即時施設利用が求められるので、耐震性能が高められて設計・施工されています。

千駄木のガレージ付和風3階建て住宅

耐震等級強度を上げる

国土交通省が定めた基準の「官庁施設の総合耐震計画基準」の耐震等級2および3がそれに当り、住宅でも「新築住宅の住宅性能表示制度」があります。

和風外観ガレージRC造木造3階建注文住宅

お客様からは、耐震等級強度を上げて欲しいというご要望をいただいたので、今回はこの基準の耐震等級2(通常の耐震性能の1.25倍の強度)を目指して設計しました。

耐震等級を上げる設計をした場合、建物に現れる具体的な制限は、外壁の窓や扉の数や面積を小さくすることが求められます。耐震壁の量や厚みも割り増しされた設計になっています。当然のことながらその分の費用金額も割り増し料金になりました。

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