用途変更確認申請を行う既存建物の現地確認調査

完成検査済書と完成図面の有無

京成船橋駅に隣接する商業ビルで、用途を物販店舗から飲食店舗に変更する申請手続き(用途変更)を行うことになりました。

まず初めに、建物が建てられた際の「完成検査済書」と「完成図面」の有無を確かめました。

確認申請は最後に検査を受けて合格してから「何をどのように変えるのか?」が申請内容であり、この「完成検査済書」が無いと建物は工事が完成していないことになり、次の行為である改築や増築や用途変更は出来なくなります。

また完成検査で合格した時の建物の形を正確に把握出来ないと「何をどのように変えるのか?」が分からずに申請ができません。

船橋の建物は、「完成検査済書」は発行されており、「完成図面」もしっかり残っていました。

完成図面と現地建物の整合

次に「完成図面」を基にして、完成検査後、増築や改築が行われていないかを現地調査照合しました。

現地では以下の改変がされていることを確認しました。

  • 屋上に広告塔が設置されている
  • 屋上に物置小屋が設置されている
  • 室内の一部の間仕切りが変更されている

建物の増築や改築の改変は、面積や避難設備、消防設備の変更が必要になります。法令に合致して変更してもそれは適合していることにはなりません。

追加変更部分の復旧のお願い

完成図面を基に現地調査をした結果、完成時から変更された部分が認められて、今回の用途変更にあたり完成時の形に復旧して頂くように建物所有者様に依頼しました。

直ぐにご快諾をしていただき、用途変更の申請を進めることが出来ました。

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