改修リフォームの解体工事は作る人が解体すると無駄がない理由

神奈川県大磯の住宅のご家族から「屋根と外壁から雨漏りのあった部分の修理改修をお願いしたい。合わせて断熱材や耐震補強ができればお願いしたい。」というご相談をいただきました。

ご家族のご希望をお聞きしてリフォームの方針を設計図にまとめ、解体しないと分からない雨漏り部分については、解体されて残った骨組みを見て修理方針を定めて、リフォーム工事が完了しました。

雨漏りの修理

建物の雨漏りの修理は、その原因を突き止めることが中々困難で、完全な修理を行うには、全面的な取り替え修理を行わないと困難な場合がほとんどです。

屋根の雨漏りの現実的な修理方法をご家族に説明すると、今の住宅の将来住まう期間を想定してご家族は全面的改修を行うことをご理解を示してくださって、抜本的な修理改修工事を行うことになりました。

リフォームの方針

雨漏りの原因を突き止めるには現地を解体しないとなりません。けれども住宅は住まわれていますから、屋根や外壁を壊したまま調査をすることはできません。

そこで、雨漏り修理以外のリフォームの内容について相談をまとめ、内容に添って改修設計図をまとめ、設計図に基づいて工事金額のお見積もりをお願いしました。

雨漏りを原因とする解体しないと分からない修理内容は「解体してから相談して決める」という方針にして、改修工事が着手されました。

改修工事の既存建物解体の工夫

工事は既存建物の解体から始まります。

解体工事には設計者から工務店様に特別なお願いをしていました。

改修リフォームの解体工事では「解体をして頂く方は、解体後に行う工事をご担当する方にお願いしたい、もしくは監修してもらいたい」とお願いしました。

解体工事は通常、現地にあるものを一切取り壊して更地にすることが普通ですが、それは一切を解体して「壊す部分と残す部分」など考えずに作業されます。今回は「改修工事の解体=骨組みや健全な部分は残して 不具合部分を解体除去して欲しい」ので、「造る方=解体除去する部分とそのまま維持保存する部分を見分けられる方」に作業を監修してもらうことにしました。

解体工事

解体が進むと、雨漏りがした部分が判ってきました。

雨漏りした部分は、木の骨組みや下地材が傷んで腐っていたり朽ちていました。水を含んで柔らかくなったのか、シロアリの被害も見つけられました。

傷んでいる部分だけを解体除去し、健全な部分は残す解体工事が進みました

解体工事の進行中「どのように修理するか?」の話し合いが持たれて、改修方針が定まって行きました。

修理工事

構造骨組みは、部分的な取り替えで済むところと部材ごと取り替えが必要なところがありました。下地材料も同様です。

骨組みや下地材の修理が終わり、屋根・外壁面に構造用合板が建物を覆うように貼られました。この板は耐震補強になり、外側に防水防湿シートが貼られて雨水湿気を浸入させない下地となり、内側は断熱材の下地面となります。

屋根外壁防水、内側断熱が施されて、内装工事に移りました。

改修工事は2024年に始まり2025年の年頭に完成しました。

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