建物オーナー様が変わる用途変更
京成船橋駅の隣りに建つ商業ビルのオーナー様が変わり、建物の用途を物販店舗から飲食店舗に用途変更することになりました。
元々は地上3階建ての建物で、1階と2階が店舗内の階段で繋がっている一体の店舗でした。
新たな計画方針として、各階それぞれが異なる店舗で独立して営業出来るようにするために、店舗内で上下を行き来する階段を無くすことになりました。
店舗内階段を撤去して床を張る
店舗内を上下に行き来する鉄骨の階段を撤去し、そこに床を張って上下で別々の店舗で利用できるようにします。
本体の構造は鉄筋コンクリート造なので、階段が無くなった穴は、鉄筋コンクリートの床を張りたいのですが、建物の自重が元々より重たくなると、その重たさが耐えられるか構造計算をしなくてはなりません。これは非常に煩雑な作業になるので、元々あった鉄骨階段の重量より軽くなる床を新たに張ることにすれば全体が重たくなることはないので、鉄筋コンクリートの床ではなく、ALCの板を設置して床にする方法が採用されました。
床を張ることによる変更内容
床が無かった所に床を造るので、面積が増えます。面積が増えることは増築になります。関わる申請が必要となります。
また階段が無くなったことで、2階のフロアから地上に至る災害時の避難ルートが変わったので、
- 非常用照明(停電になると光る照明)
- 避難口誘導灯(出入口に付く緑の灯)
- 煙感知器(煙を感知して火災を報せる機器)
- 避難器具(2階から地面に降りるための器具)
などの場所が移動になったり、追加設置が必要になりました。
—北島建築設計事務所が行った用途変更など申請手続き実績説明—
以下の各行文は 用途変更を行なった際の解説記事の題名リンクです。ご興味ある内容をクリックして解説記事をご覧ください。
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店舗-設計実績説明-「船橋商業ビル」用途変更
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