住まいの建替えや新築の建物では、工事の範囲は全てが必要なもので、不要なモノ・今回は工事しないモノ・将来取り付けるモノを選び出すのは中々難しいものです。
すると、工事金額(見積り金額)がご予算と合わない場合は、工事を行うものの「大きさ」や「質」を変えなければ金額は変わりません。
他方、今お住まいの自宅やマンションのリフォーム改修工事を行う場合は、以下の方法を行うことで、住まいの機能を損なうことなく、ご予算に収めることができます。
工務店さんの工事金額見積り
建物の種類や規模、工事の種別すなわち新築や改修リフォームに関わらず、工事金額の見積りの内訳内容は通常 工事種別ごとに分類されています。
それは、どちらの内容がどこの部分に使用される材料なのか は分からないように書かれていることがほとんどです。
すると、設計図の内容に見積りの内容が合っているものなのかどうかは分かりづらくなっています。
部屋ごとに金額を算出してもらう
そこで、工務店さんにお見積りをお願いする場合に「部屋ごとに内容と金額を算出」してもらうことにしています。
お見積りの内容が、部屋ごとに分かれて、さらにその中の床・壁・天井・造作・電気・設備 と分かれていると、「この部屋だけで幾らかかるのか」が分かるようになります。
工事を行なってもらう内容に優先順位を付ける
お手元の予算費用より、見積り金額が安ければ、全部の工事を発注することが出来ます。
しかし見積り金額が予算費用より高額の場合は、値引きをしてもらうか、工事する内容を変更して、予算費用内に収めなければなりません。
値引きは、工務店さんのやる気を失くしてしまうので、おすすめしていません。
自らの利益を削って提出している見積り金額を内容を変えずに工事金額を圧縮することは、お客様だけが利益を得るように思えますが、それは工事の手を抜こうとする動機原因になりかねません。
そこで、設計内容の中で今回工事を行わなければならない優先順位をお客様に付けていただきます。
予算の範囲までの工事を行なってもらう
お客様に付けていただいた優先順位に従って、工事金額見積りの内容を並べ替えます。
優先順位の高い順から金額を加算して行き、お客様の予算に達した境界が今回の工事範囲、という決め方を提案しています。
リフォームは全部を工事しなくても良い
リフォーム工事は、初めに設計した内容全部を工事しなくても、不便ではあっても日々の暮らしが出来なくなってしまうことはありません。
設計はしても予算の都合で工事を行わない部分は、後に予算が確保出来たら設計図の通りに工事を行えば良いのです。金額も判明していますから不明なことはありません。
- お客様は予算の範囲内でリフォームが出来る
- 予算に合わない部分は将来工事が出来る
- 工務店さんは値切られないので安心して工事が行える
双方ご満足のうちに工事の契約に至れると思っています。
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