鉄筋コンクリート造賃貸マンション大規模改修工事後１年点検

１年点検

地上４階建て鉄筋コンクリート造の賃貸マンションで、毎年定期検診を行い、完成から10年以上が経過した時点で大規模改修の必要性が迫って改修工事を行った建物で、改修工事が終わってから１年が経過したので、大家さん、工事会社さん、当方で立会い、１年検査を行いました。

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検査の目的は、

• 改修工事を行った部分の不具合の有無確認
• 改修を行わなかった部分の状況確認

を行うためでした。

変化のあったもの

現地にて目視の検査をしました。

改修した部分は問題なし

改修工事を行った外壁塗装、外壁タイル、金属面の塗装、目地シールには、問題はありませんでした。

屋上の塗装改修を行なったシート防水は寿命が近い

屋上のシート防水は先の改修工事で取り替えではなく補修塗装工事を行いました。補修塗装工事には問題は見られませんでしたが、元のシート防水はヒビ割れの進行は確認ができて、この先にはいつか寿命が来ることが確かめられました。

鉄道線路から飛散した鉄粉が屋上に落ちて錆びていた

建物は鉄道の線路に接する場所にあるためか、屋上の防水面表面には錆びた鉄粉が複数付着していました。直接建物に影響があるとは思えませんでしたが、線路からは50メートルくらい離れているのに、鉄粉が飛来して錆び、今後建物に影響しないかは観察が必要と感じました。