神奈川県川崎市の鉄筋コンクリートRC造3階建て賃貸共同住宅マンション外観ファサードデザイン設計

神奈川県川崎市の3階建て鉄筋コンクリートRC造 賃貸共同住宅を設計させていただきました。

皆が利用する建物外観デザイン

複数の皆さんが利用する住宅や建物=個人様のお好みが建物の外観に表れるもの ではない場合 もしくは 利用される方が変化する建物の場合、建物の外観をはじめとする見た目の意匠デザインは、出来る限り時代を超越するような「流行り廃り (はやりすたり) の無い」意匠デザインを目指しています。経年や流行を超えて愛されるデザインを目指しています。

建設された年代で流行した姿形や材料による外観デザインは、経年により寂れた外観となってしまい、入居を希望される方々の感情を多少でも落としてしまうことになるからです。

模型を作って外観の形状を確かめる

計画の間取りプランが定まったころに並行して、外観の形状について検討を行いました。

はじめは色のついていない模型を作って、建物外観の形を表しました。

水平材 (屋根やバルコニー) と、垂直材 (外壁) との組み合わせを基調にして、お施主様に説明させていただき、模型をご覧頂いてご了承を得ました。

完成予想図(パース)を作成して色彩や素材を確かめる

外観の形状の方針を確認した上で、建物外観デザインすなわち表面の素材や色彩を建主様に説明を行う場合には、完成予想図 (パース) を作成してデザインの方針や仕上げ材の風合いを説明しています。

説明においてはこのパースと実際の材料サンプルを用意してご覧いただき、お好みをお聞きして理想の外観デザインを絞っていくようにしています。

磁気質タイルとコンクリート打ち放し仕上げ

外装表面の仕上げ材は、お施主様のご要望を受けて、磁気質タイルとコンクリート打ち放しで構成されることになりました。

磁気質タイルとコンクリートの素地の塊との組み合わせを 交互に組み合わせることで、建物外観が単調にならないように変化をつけて全体の調子を整えました。

磁気質タイルの色彩についてコンクリート素地と釣り合う色合いを比較検討し、最終的にはれんが色の磁気質タイルが選ばれました。バルコニー先端の金属手すりや外装窓のアルミサッシの色調もそれらに合わせて整えられました。

タイル仕上げによる躯体保護

鉄筋コンクリート建物の外装にタイルを貼ったり表面を塗装で仕上げることは、見た目の色彩を整える意味もありますが、コンクリート躯体の劣化を防ぐための保護材でもあります。

コンクリート躯体に直接雨や風が当たらないようにすることで、コンクリートの性能を維持するために、表面に仕上げ材を施して、コンクリート躯体を健全に保つ役割としています。

コンクリート打ち放しの躯体保護

コンクリート打ち放し面の見た目はコンクリートが露出しています。人であれば服を着ずに肌を露出している状態と言えます。

コンクリートが露出していると言う事は、雨や風が躯体に直接触れてタイルが貼られている面とは異なり、躯体が保護されていないように思われます。

しかしながら、コンクリート打ち放し面でもタイル貼りのような躯体保護が行われていて、それはコンクリートの厚みを10~20ミリ程度増やして打設して、表面にコンクリートという保護材を付け足すことで、躯体の保護の役割をしています。

このコンクリートの厚みを増やして、コンクリートを打設することを「ふかしコンクリート」と呼んでいます。

 ▶︎ 関連解説記事「RCコンクリート躯体構造の表面打ち増しフカシ寸法

バルコニーの手摺と目隠し

各住戸の道路側面にはバルコニーが巡らされていて、道路と室内の間に一定の中間的領域を作って、内部と外部とを柔らかく区分しています。

バルコニーの先端には、金属手すりを設けて、外部から内側への進入や、バルコニーから外部下部への落下を防止し、かつ外部⇄内部の相互の視線を遮っています。

手すり自体は、細かい縦格子状のシンプルな形状として全体の中で要素を少なくした端正なデザインになることをを目指しました。

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