木造2階建て賃貸アパートの建設費用坪単価事業収支計画

東京目黒の路地状道路の終端部にある敷地で、木造2階建てのアパートを計画されたい大家さんのご相談で、住戸の面積を変えることで住戸の数が変わることについて検討しているときに、住戸賃料から経費を差し引いた大家さんとしての収入について検討されました。

事業収支計画

アパートの建設に係る費用「支出」と、家賃賃料「収入」を想定試算して、支出と収入のバランス、そして満室の割合、を含めて検討しました。

建てられる建物の外形は同じで、その中を区切って、1階、2階、それぞれの住戸数をどうするかの検討です。

  • (1)1階 : 2住戸、2階 : 2住戸・・・計4住戸
  • (2)1階 : 3住戸、2階 : 3住戸・・・計6住戸
  • (3)1階 : 2住戸、2階 : 3住戸・・・計5住戸
  • (4)1階 : 3住戸、2階 : 2住戸・・・計5住戸

の組み合わせが可能でした。

改めて、

  • 立地から想定される入居者を希望される方の性別や年齢や家族の有無
  • 必要な(選ばれる)住戸の面積
  • 収支のバランス

を鑑みて、

(3)1階:2住戸、2階:3住戸・・・計5住戸 に定められました。

木造2階建て

アパート事業の支出収入の検討で、支出費用の面から建物の構造(骨組み型式)の種別が検討されました。

2階建てであることから、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造が選択できますが、費用の面から一番安価に建設可能な木造が選ばれました。

ちなみに、この計画を検討している時点では、構造種別の坪単価は水廻り設備まで含めると、

  • 木造・・・・100~140万円/坪
  • 鉄骨造・・・180~220万円/坪
  • RC造   ・・・180~220万円/坪

でした。

(木造住宅やアパートでは60〜80万円/坪 程度 を説明する方が居られますが、それは水廻り設備を含んでいません)

結果、アパートは、木造2階建て、5住戸の建物となり、詳細な設計が始りました。

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