大学体育館施設の内部壁面コンクリート打放しと鉄扉建具枠納まり

東京世田谷の大学校校内の「スポーツ施設」(プール+体育館)が建替えになり、設計監理を「古橋建築事務所様」がなされ、その地下プール+地上体育館の「スポーツ棟」の意匠設計と工事監理を担当させていただきました。

コンクリートは曲がる

コンクリート構造は現場で人力で組み立てられます。

  • 挿入される鉄筋
  • コンクリートの形を造る型枠
  • 型枠を支える単管パイプ
  • 型枠の中に流されるコンクリート

で造られます。

現地で組み立てて、造るので、どうしても数ミリ~数センチ 形が曲がり、多少の誤差が生まれます。

現場で手作りするモノ と 工場製作物の同居

現場で組み立てられるコンクリートと、工場で製作される 例えば金属製の扉が取り付けられる場合、コンクリートの誤差寸法と金属製扉の正確な工場製品寸法とを吸収する場所があらかじめ設けられて、扉は取り付けられて行きます。

それは、コンクリートと金属の扉との間に隙間を「目地」として設けて、寸法の誤差を吸収する部分を設ける方法です。隙間にはゴム状のシール材を充填します。

目地とチリの調整代

コンクリートと金属扉の間には目地を設けて寸法違いを調整すると同時に、片方を大きくはみ出させて、寸法違いを目立たせない方法も行われます。

この片方をはみ出させることを「チリを取る」と呼び、はみ出る寸法を「チリ」と呼んでいます。

また、天井板との接点にも目地を設けて、壁の施工誤差曲がりを吸収するようにしています。

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