大学校キャンパススポーツ体育館施設の採光と照明設備設計

東京都内にある学校施設で、地上体育館+地下プールの上下の組み合わせの「スポーツ棟」建物の建て替えを古橋建築事務所様が設計・監理され、その意匠設計+工事監理 を 担当をさせていただきました。

体育館の内装デザイン

地上階にある体育館の使い方には、特別な用意が要る利用方法はありませんが、球技を行うための広さには基準があるのであらかじめ想定されて、

  • バスケットボール
  • バレーボール
  • テニス
  • バドミントン

などが出来る様に内部の寸法は確保されました。

同時に床のコートラインやゴールやネットポール床受けが設けられました。

体育館の平面形状は無駄の無い長方形になり、天井高さはバレーボールの高さ基準の7メートル以上である7.5メートルに定められました。結果体育館は直方体の内部空間となりました。

体育館は生徒の運動・球技が主役であり、まずはその行動が良く分かり、暖かみもありながら明るく清潔な印象が与えられるデザインが目指されました。

明るい色の木材

暖かみがあり明るい印象にするために、床と壁には、色彩の明るい木材を施すことにされました。北欧地方の木材で色が薄い黄色いです。(フィンランドバーチ)

床は、天然木材のフローリングで、下地は体育館の運動衝撃を緩和する下地組みで、表面は球技のコートラインが描かれた上に透明のウレタン樹脂塗装が保護材として施されました。

壁は、球技のボールが当たる衝撃に耐え、大きな音が反射しないで吸音される穴が開いている壁材の表面は、天然木材が薄く加工されたシート状の材料が貼られました。

天井際の3方向の壁に窓

体育館の採光は、西・北・東の3方向の天井際に水平に連続する窓から確保されました。

高さ2.1メートルの大型の窓で、日中は安定した反射拡散光で、室内の電気照明は要らないほど明るい体育館になれました。

天井際から入る日射を奥や床面に届けられるように、天井材は白色として拡散反射出来るようにしました。

ロールスクリーン

時には日射採光を抑えた授業や催事も行われます。遮光が必要な場合のためにガラス窓際にロールスクリーンが取り付けられました。

電動で昇降し、一斉操作が出来ます。

天井埋め込み照明器具

体育館室内としての照度を確保するための照明器具は、天井に設ける方針としました。天井高さは7.6メートルという高さにより、住宅や事務所の天井高さで使用される器具とは異なり、高輝度の高い天井高さの床まで明かりを届けてくれる器具です。天井板と干渉衝突しない様に天井板を大きめに穴開けして、器具を天井に埋め込んで、天井板からは突出しない様にしました。

照明の光源はLEDとなり、長寿命となって光源電球の交換の間隔が長くなったため、光源電球の交換取り換えのために器具自体が自動で昇降する器具ではなくなりました。

出入口の表現

長方形の平面形状の体育館は、内側4面がほぼ同様の壁面デザインなので、出入口方向面がどちらであるかを分かりやすくすることにしました。

出入口避難口の扉を、内装壁面の色彩とメリハリを付けて明確に異なる色=黒色にして表しました。

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