大学キャンパス体育館プール施設の扉の存在を無くすデザイン

地下に屋内プールを、地上に体育館を配置した東京都世田谷区の大学校施設「スポーツ棟」の建替えは、東京の設計事務所「古橋建築事務所」様が設計と監理を担当されました。そのうちの意匠設計・工事監理を担当させていただきました。

見せる扉と見せない扉と区別して判り易くする

建物施設に入り、沢山の扉が見えると、一体どちらの部屋に進んで良いのか分からなくなってしまいます。

来館者の方が使用する部屋の扉、使用しない部屋の扉を区別して、使用する部屋の扉をよく見えるようにして使用しない部屋の扉を見せないようにして、来館者の方が使用する部屋に行きやすいように、わかりやすいようにしています。

見せない扉の隠し方

見せない扉の隠す方法は、

  • 扉の表面に両側の壁と同じ素材を貼る
  • 扉の枠を隠す
  • 扉の開閉のための金物を隠す

などを行って工夫しています。

表面を両壁と同じにする

扉の表面に扉の両側の壁の材料を貼って、あたかも壁が連続していて扉がないように見せる方法です。

扉の奥には倉庫がありますが、この扉の存在を隠してプールのインテリアの明快さを確保しました。

枠を隠す・表面に壁材を貼る

沢山のスポーツをする生徒さん達に対して、授業の担当である教師の先生が利用する部屋です。生徒さん達は利用しないので、扉の存在を隠しました。

扉の固定に必要な左右と上部の扉枠を隠してしまい、さらに扉の表面に両側の壁の素材を貼り付けて、扉自体の扉自体の存在を隠しました。

エントランスホールの壁面の連続を確保して伸びやかな空間を維持しています。

金物を見せない・表面に壁材を貼る

体育館の平面では、扉の金物・枠を見せずに壁面内部に後退させて、さらに扉表面には壁面材を貼って、出っ張りが運動の支障にならないように、壁面を単一の仕上げに見せることで運動に集中できることを目指しました。

無料相談・お問合せ

北島建築設計事務所の実績解説をご覧いただき、誠にありがとうございます。北島俊嗣の30年を越える設計業務経験に基づいた設計実績解説は、お客様の家づくりや建物のお悩みの解決にお役に立てたでしょうか。


設計業務で蓄積させていただいた、間取りプランの作成・確実な法的届出・工事予算抑制の工夫・防音や断熱の技術・空調や照明の知識 などを存分に利用していただくことで、お困りの課題を解決して、予算の範囲で〈豊かに暮らせる住まいや建物〉を実現して下さい。


メールや電話によるご相談は無料です。ご相談をいただいても直ぐに費用は発生しません。ただし 間取りプランの検討や作成など 費用が発生する場合は事前にご説明し、ご納得いただいてからになります。ご相談には責任あるお応えをさせていただきます。


相談フォーム(下のボタン)から、もしくは電話、メール、どちらでも構いません。ご相談は初回無料です。


電話:045-721-6566
メール:info@kitajima-architecture-design.jp
(タッチして つながります)


無料相談・お問合せ