合同埋葬納骨堂墓所の設計デザイン

横浜市西区の久保山墓地内で、合同でお骨を埋葬する納骨堂を設計させていただきました。

納骨堂の構え

納骨堂の形は、以下の条件のもとに整えられました。

  • 鉄筋コンクリート造
  • 規模は平屋
  • 納骨室、事務室を設ける(横浜市の納骨堂設置基準による)
  • 拝礼スペースを設けて屋根を架ける

お寺の施設ではありますが、お寺本堂の境内にはなく離れた墓地の中にあることと、鉄筋コンクリート造であることから、どなたにも好みが偏らないように、敢えて様式は問わないからシンプルな構えを目指すようご希望がありました。

納骨室と事務室

納骨室の広さは、運営上の納骨の方式と予想されるお骨の量、そして敷地の広さから割り出される面積で定められました。約13m2、8畳ほどです。

事務室は必要最小限のスペースが確保されました。

拝礼の構え、屋根と壁と床

納められたお骨に拝礼をされる構えが検討されました。

具体的な偶像は求められませんでしたが、故人を偲ぶ気持ちをお守りするために、屋根を架けて雨を避けられるようにして、道路から献花台へ誘うように側壁を設けました。屋根に天窓トップライトを切って陽射しが壁面に差し込むようにして、そこは明るくなり天を感じられるようにしました。拝礼する床面は道路から離して周囲を砂利で囲い、砂利の中を敷石を渡って納骨堂に辿り着く様にして納骨堂が現生とは離れていることを表しました。

屋根・庇

建物本体の周囲には屋根庇を深く突き出させた格好になりました。

これは建物周囲を雨水に濡れずに廻れるようにするためですが、建物本体の外壁を雨水で濡れさせないためでもあります。建物外壁の長寿命を実現するためです。

コンクリート打ち放し

納骨堂は鉄筋コンクリート造で、外壁表面もコンクリートをそのまま表す方針になりました。

コンクリートの堅牢さを感じ取っていただくために、小さな幅の杉板を組み合わせて組み立てられた型枠による木目のゴツゴツした表面仕上げが採用されました。

お供え物の献花台

拝礼に訪れる皆様は故人に花や線香、もしくは故人の好物を供える方が多いため、献花台を大きくして供えていただくことにしました。

中央に線香入れを置いて、左右にステンレスの花瓶が台に挿さるようにしました。

卒塔婆掛け

故人への手紙とも言われる卒塔婆は法事でお寺に来たときにご住職から授かります。

故人に卒塔婆が向くように側壁の背面に立て掛けられるように受け金物が設置されました。

アプローチの踏み石と周囲の砂利敷

納骨堂建物は前面道路から後退して建てられています。

道から納骨堂の拝礼場所には、自然石の踏み石が敷かれました。このアプローチの踏み石を渡って拝礼する床に乗ります。

アプローチ踏み石の周囲は豆砂利が敷かれました。

ただし砂利を敷いただけでは、砂利の上を歩いてしまう方の歩行に不便なので樹脂を混ぜて固められました。透水性があり 降った雨は砂利下の土に染み込むようになっています。

施設名称サイン

納骨堂の名称は「天徳院 久保山 納骨堂」で、自立側壁に明朝体の縦書きでステンレスの切り板で表示されました。

道路からわかりやすく読めることと、拝礼の際には気にならないようにしました。

周囲手すり塀

納骨堂として囲われる安心感と雨水の流入を遮るためにも、周囲に手すりとなる塀が巡らされました。

塀は、視線を遮ることのない高さで、コンクリートブロックで造られました。

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