二世帯住宅の上下左右分離間取りプラン比較検討設計図

二世帯住宅の悩み

二世帯住宅は、単に親世帯と子世帯が同居するだけの住宅ではありません。

これまで全て共有していたものを分離して、独立した生活を営めるようにした住宅です。見た目はひとつの建物かもしれませんが、分けられるものを離して造りながら、同居する良い点を残して住まう新しい住まいの形だと言えます。

しかしながら、二世帯住宅にまつわるお悩みは家族によって様々あります。

  • 今は夫婦と子供だけだが 両親と同居を考えている
  • 息子娘夫婦の家族と住みたい
  • 同居は決まったが 嫁と姑の問題が起きないか心配
  • 分けて建てるか?合わせて建てるか?一体の同居にするか?
  • キッチンだけ分けるか?風呂トイレも分けるか?
  • 左右に分けるか?上下に分けるか?
  • 玄関は1つか?2つか
  • 工事費はしっかり分けて精算したい
  • 光熱費はしっかり分けて精算したい

家族が多ければ多いほど、皆さんの希望がまとまらずに困っている方も多い様です。

左右分離の間取りプランの例

二世帯住宅間取り上下案上下分離の間取りプランの例

間取り検討

二世帯住宅のご相談をいただいて、ご希望やお悩みのお話しの聞き始めは、ご家族の本音をなるべくお聞きするようにしています。ただし、本音はご家族皆様の前では話しづらいので、個別にお聞きする時もあります。

内容の根本は、住まいの中のものを「共有するか?分離するか?」が多いです。

ご家族のご希望を受けて、間取りプランを提案します。ただし1つの間取りプランではなく、複数の間取りプランを提案します。複数の間取りを提案して、ご家族皆様の意見を個々に聞きます。「これは許容できるが、これは許容できない」と、少し具体的なプランに対して意見を頂きます。

 ▶︎ 関連解説記事 →「二世帯住宅の位置上下左右配置検討」

そのようにして、二世帯もしくは多世帯の場所を分離するか?、分離しないか?、分離するなら上下か?左右か?を定めていき、皆さんが許容納得できる間取りプランの構成を組み立てていきます。

兼用するものと分離するもの

二世帯の家族を分離することになったとき、兼用するものと分離するものを考えます。分離できるものは様々あって、

  • 玄関
  • 風呂
  • 洗濯機
  • 洗面トイレ
  • キッチン
  • リビング
  • 物干バルコニー

などです。

 ▶︎ 関連解説記事 →「二世帯住宅の水廻り設備共有?分離独立?」

間取りプランを作成して、使い方を説明して、兼用できるか分離したいかのご意見を聞いていきます。皆さんのご意見がまとまると、間取りプランも定まっていきます。

二世帯住宅のメリット

二世帯もしくは多世帯で住まうメリットは、相互扶助だと思います。世代を越えた家族が補い合い暮らすのは、核家族化傾向が強かった時代を経て、本当に様々な点でメリットが多いと思います。

  • 兼用できるものを増やし消費浪費を少なくする
  • 多人数の家族構成になり様々な相互扶助が可能になる
  • 共有したくない部分を分離して精神的苦痛をなくす
  • 建物を2つ建てるより1つ建てる方が安く済む

二世帯住宅のデメリット

二世帯住宅にもデメリットはあります。

  • 住宅が大きくなる
  • 家族構成が変わると空き部屋が増える

家族構成が変わるときの空き部屋があまりにも増えることが判っている場合は、予め有効な利用方法を考えておくことも必要です。

二世帯住宅のお金

二世帯住宅を建てるのに、価格金額は幾ら掛かるのか?、代金はどのように分けて用意するのか?、光熱費はどのように払うのか?、上げれば心配になるほど沢山課題があります。

  • 大きさ広さ
  • 間取り
  • 水廻り
  • 金額
  • 順番スケジュール

ご家族のお話しを聞きながらそれらをまとめて整理をして、ひとつひとつクリアにして行くのが設計事務所の役目です。答えは最終的にはひとつに絞らないとなりませんが、様々な案を作成して比較し、ご家族に一番相応しい間取りをお選び頂ければ良いと思っています。

二世帯住宅を建てるのに、いくら掛かるのか?それだけでも、試算してみてはいかがでしょうか?今の暮らしが不便で浪費が重なっているなら、二世帯住宅を造って同居するのは皆が満足する方法だとお手伝いを通して感じます。金額が足りるかどうかだけでも分かると、様々な問題も前向きに考えられるようになるのではないでしょうか?

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