昭和路地裏レトロ内装デザイン焼肉飲食店

焼肉店オーナー様の内装インテリアのご要望

京浜急行線久里浜駅の商店街にある複合ビルの地上１階路面店に、焼肉飲食店の内装設計工事を行なって開店する計画です。

はじめに店舗オーナー様の内装インテリアのご要望をお聞きすると、「昭和レトロの客席にして欲しい」というご要望でした。

オーナー様の内装要望をパースで提案

客席は、４～６人掛けテーブルが５組の規模でした。店舗客席自体が、木造の住まいと住まいに挟まれた路地裏にあるような雰囲気になることを考えました。

家の外壁の板壁、トタン波板鉄板の庇屋根、裸電球の街灯、古びた看板と、最近では余り見かけなくなっても頭の隅のどこかには残っている記憶のアイテムを散りばめて路地裏風景を作り、パース（完成予想立体図）を描いて、オーナー様に提案しました。

設計中の検討パース

提案には大変喜んでくださり、アイテム集めにご協力して下さいました。

内装仕上材料の吟味

オーナー様に内装インテリアデザイン方針のご了解を頂いた後、実際に使用する材料について、実物大サンプルを用意して塗装も行い、吟味確認した上で工事に取り掛かって頂きました。

最近では、石、レンガ、木、コンクリートに「見える」仕上材料が多数販売されていて、天然の素材そのものを人工的に製造したものに変えて造れてしまうことがあります。

完成写真

今回は仕上げる材料がお客様の視線に近く、手に触れられるものばかりだったので、出来る限り昭和の時代の材料そのものや造り方にしました。おかげで、はじめに提案したパースに近い内装インテリアになれました。オーナー様も大変喜んでくださり開店を迎えることが出来ました。