新営業店舗 開店開業の相談先
新しく 飲食料理店レストラン、販売店舗ショップを 開店開業するとき、集客宣伝のためには、優れたデザインの店舗で、かつ工事費初期費用を抑えることはとても重要なことです。
店舗の設計デザインと工事を誰に相談するか?依頼するか? によって、店舗の雰囲気や工事費用がご納得出来るものになるかどうかが決まります。
営業店舗を開店する際は、様々な方々が介在するので、忙しいオーナー様にとっては店舗の設計と工事を一括で相談依頼した方が簡単で面倒臭くなく、失敗もなく、安く済みそうです。
相談する窓口担当者が、場所探しから始まる最初の相談段階から完成開店まで、そしてその後のアフターメンテナンスも対応してくれればさらに安心で任せることが出来ます。
店舗の設計施工を専門に行っている会社に一括発注すれば、失敗もなく、クレーム対応も迅速で、安さを売りにしている評判には まさかウソはないでしょう。他の会社との見積り比較など必要ありません・・・。
全幅の信頼があって、どんな工事金額の見積でも予算に余裕があるなら心配ありませんから、そのまま相談されれば良いと思います。しかしながら費用料金予算が足りなくて、一括依頼する会社に信頼が置けない場合はどうすれば良いのでしょうか?
費用を抑えて品質を高くするには、以下の3つの点で設計事務所を相談窓口にして、工事を店舗に近い工務店に依頼した方が結果的に良くなる場合が多いと言われています。
(1) 店舗デザインの発想に偏りのない自由な設計
(2) 設計図に基づいて複数の会社からの相見積金額比較で工事金額を抑制
(3) 客観的立場だから出来る工事中の手抜き工事をさせない品質監理
(1) 店舗デザインの発想に偏りのない自由な設計
設計事務所は特定の工務店や製品メーカーとつながりを持たない、独立したフリーな立場なので、材料や器具の選定に束縛されることはありません。
はじめに店舗オーナー様の好みや、店舗の中味があってから内装の発想が起こり、それをどのように実現していくかが設計事務所が設計をするときの役割であり、偏りのない自由な発想のデザイン設計が出来ます。これは予算が潤沢にある場合でも、少ない場合でも変わることはありません。
また設計事務所は工事金額の上下により自分の報酬は左右されないので、自ら工事金額を上げる様なことをしません。また、設計料を安くするという説明も可笑しいことで、優れたデザインをするならば相応しい業務料金は発生するはずです。安くできたとしても、それはどこかのお金に隠れて、しっかり支払われることになるでしょう。
(2) 設計図に基づいて複数の会社からの相見積金額比較で工事金額を抑制
店主様とデザインを検討して描かれた設計図に基づいて、店舗の周辺地域における優秀な工務店様を複数選び出して、工事金額の見積りを依頼します。
提出していただいた見積金額を比較して、一番安価な金額を提示してくれた工務店様に工事を依頼します。
当然のことながら、金額だけでなく信頼や実績などの様々な要素も比較して、店主様に選んでいただきます。
これは設計図があるからこそ、それに基づいたお見積金額なので比較が可能なのです。設計図がなくて工事金額のお見積を依頼した場合は、店舗の内装内容があやふやで金額比較が困難です。
さらに店舗設計と工事会社が同じ会社の、設計施工一括方式である場合は、見積金額比較の競争入札企業努力が出来ずに、工事金額は一括受注する会社の言いなりになって、比較も出来ませんから多分高額になります。(複数の会社による見積比較を嫌う工事会社は怪しいです)
▶︎ 関連解説記事 →「設計施工一括と、設計と施工の分離、どちらが良いの?」
設計図による工事金額の見積比較は、店主様の要望を反映したデザイン設計を維持しながら、一番安い金額の工務店に依頼出来る方法です。
(3) 客観的立場だから出来る手抜き工事をさせない品質監理
工事中、設計事務所は工事の内容が設計図通りに作られているかをチェックする監理を行います。設計事務所は工務店と監理業務を結ぶ訳でなく、店主オーナー様と契約して業務報酬を頂くので、いつでも店主オーナー様の立場に立って工事の客観的な品質監理を行います。
この監理者が設計施工一括受注方式の会社から雇われている立場であると、工事の間違いや手抜きを指摘することは多分出来ないでしょう。店主オーナー様は工事の品質を確保して泣き寝入りを防ぐためには、設計施工一括受注方式でなく、設計事務所に設計と監理を依頼することをお勧めします。
どんなに言葉で説明しても経験されたことのない この違いを理解出来ることは難しいかも知れません。設計と工事を分離する煩雑さもあって、特に店舗の場合は、設計施工一括の方式がほとんどです。
しかし本当に賢い店主オーナー様は必ず設計と工事を分離して依頼しています。その判断にお困りの場合は、設計と施工を依頼する者を分けている他の店主オーナー様にお聞きすることが一番だと思います。
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