湘南大磯アトリエ工房住宅の階段吹抜けホールデザイン設計

大磯のアトリエ工房がある住宅で改修リフォーム工事が行われました。改修工事は2024年に始まり2025年の年頭に完成しました。

吹抜けにある階段

2階へ上がる階段は、吹き抜けの中に設置されています。トイレ洗面化粧室は階段の踊り場の下に設けられました。

2層吹き抜けによる上部に突き抜ける空間は、天井高さによって蓋をされるような日常空間に、非日常的な空間構成を差し込むことで、生活のリズムにアクセントを加えられないかと思い設計させていただきました。

階段の演出

吹き抜けに階段があるだけでは非日常的な空間にはなりません。

多少の工夫、演出を加えることで、非日常空間を味わって頂く空間、意識をリセットする空間になれるようにしました。

格子手摺

階段には片方が壁になって片方は壁のない構成でした。階段を上がり下がりする際、壁が無く開放されていると「落ちないか不安になる」という建主様のご希望を頂きました。

そこで、建主様の不安を取り除きながら、空間的広がりを妨げないアイテムとして、木製の縦格子を吹き抜け上側に伸びる様に取り付けることにしました。

階段を上がり下がりする際は格子は壁面の様に見え、側面から伺うと階段の段々と上がり下がりする人の動作が見えます。

階段の転倒防止をしながら、空間の広がりを遮断しないで上方への高さを強調することが出来ました。

階段吹抜けには沢山の窓が設けられました。

日中は照明の不要なくらい明るい空間になれるほどに窓があります。

元々あった屋根下の高窓は吹抜け全体を上から照らすような窓で、天井が暗くならない吹き抜けの高さを強調してくれる窓です。

他には、階段上がり始めには縦型の階段面を照らす窓、踊り場面を耐えラス窓、吹抜け面には上下に窓があって、照明がなくとも日中は常に明るい広い印象を持てる吹抜け空間になれました。

照明

窓が沢山あっても夜間は暗くなります。

階段の壁面にブラケット型の照明器具を光源が視線に入って眩しくならないように取り付けました。

換気

屋根・外壁面の内側に断熱性能が高い断熱材と窓は複層ガラスの断熱サッシに取り替えられて、外部の温度湿度環境に影響されないようにはしましたが、階段移動空間にエアコンを取付けるわけではないので、空気が澱むことで不快な環境になることを避けるために、溜まった空気を外に逃す換気用の窓と換気扇が吹抜け上部に設けられました。

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