北島家には有り難く2人の娘達を授かりました。生まれて来てくれるときには、沢山の困難をいただきましたが、お蔭様で姉は高校2年生、妹は中学2年生になれました。
妹は奔放な性格もあり、今は岐阜県瑞浪市にある麗澤瑞浪中学・高等学校にご厄介になっています。(令和3年 有り難く卒業させていただきました)
紫陽花が咲くころ、文化祭である「麗明祭」が開催され、お邪魔して来ました。
麗澤瑞浪中学・高等学校は、創立者 廣池千九郎博士が提唱した道徳科学「モラロジー」に基づいた知徳一体の教育を基本理念とした私立学校です。岐阜県瑞浪市の真に豊かな自然の中にあるキャンパスで、日本一の広さを誇るとされています。都会にいる私には、羨ましい限りの環境です。
校内の施設の特筆すべきひとつに食堂があります。ここは全校生徒一同が介して食事ができる場で、大空間です。昨年度まで小学生だった、まだ幼い面影のある中学1年生と、もう大人の面影をもつ高校3年生が、混ざり合い食事を一緒にされています。
無秩序に様々な先輩後輩男女が交ざっている状況で、騒音とも思える喧騒の中で食事をするのは興奮も覚え、キョロキョロと周囲を見渡しながら楽しくお食事を頂きました。
文化祭「麗明祭」で感じたことは、映像を制作して流している生徒の展示が非常に顕著でした。自ら物語を考えて、演じ、撮り、編む。それを各教室の大画面映像で観るのです。中々見応えのあるものばかりでした。
そんな中でも対照的に目を引いたのは、クラスにある黒板一面にチョークで絵を描いた「黒板アート」でした。写真でその感触が判るかどうかは不安ですが、クラスの入口を入ったときの絵の大きさと迫力、そして多分さっきまで時間を費やして描いた体温が伝わって来るようでした。
我が娘は、全寮制の宿舎でご厄介になり、食事をいただき、教えをいただいています。娘の笑顔に、沢山の皆様に支えられ守られていることを改めて感じた2日間でした。
建築家の日記
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